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高そうなスーツはシャツやネクタイでわかる
スーツの価値は袖のシワの寄り方や肩のラインや素材の質感などである程度推察は可能ですが、正直なところ価格帯まではわかりません。当然のことながら高価なスーツを着ている方々は髪型・眼鏡・時計・革靴に至るまで気を配っていらっしゃいますが、それでもそのような方々のスタイルにはおおよその共通性がございます。
高価なスーツを着ている方々はスーツを前面に出しているため、保守的なスタイルが多い印象です。何故なら見て欲しいのはスーツであり、その他のアイテムはスーツ以上に主張することが無いからです。このことからシャツやネクタイでスーツの価値をある程度推察することが可能であると思います。
高価なスーツを着ている方々のシャツは、高価な生地を使っていたとしても基本的に装飾を排したシンプルなデザインでございます。例えばボタンダウン・生地と色違いの縫い糸やボタン(黒など)・ドゥエボットーニ・胸ポケット付き・チェック柄・白と青以外の色などのシャツは高価なスーツにはあまり合わせません。
同様にネクタイは小紋柄・ドット柄・暗めの単色などが好まれるようで、チェック柄・幅7cm未満・細いストライプのレジメンタルなどは合わせることはありません。さらにスーツ以上に目立つ黄色や赤などの明るい原色も使われません。
仕事用で安価なスーツを着られる場合、それを補うために装飾付きのシャツや派手なネクタイで着飾ることもあるかと思います。しかしその組み合わせによって逆にスーツが安価であることが判明する結果ともなり得るので、可能な限りシンプルなスタイルを心がけるととよろしいかと存じます。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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