2014年のローマ旅行の記録(1/2)


2020年4月現在においてコロナウィルスはイタリアにおいて猛威をふるっております。そしてこの脅威がイタリアのみならず全世界において沈静化することを願うばかりでございます。私がローマ市を最初に訪れたのは、料理研究家のベリッシモ・フランチェスコ氏のご招待で2014年の2月のことでありました。そして同年8月にも再びご招待していただきました。

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それまでの私は英語圏の旅行が多く、ヨーロッパ大陸の旅行は初めてでした。そしてこの旅行中はイタリア語がまったく理解できなかったので英語で通したのですが、やはり現地の方々との会話は現地語のほうが楽しそうに見えたので帰国後にイタリア語の勉強を始めた次第です。

またこれを機会にローマ旅行も含めて過去の旅行記も新たに写真を加えて加筆や訂正をしてまとめることにしました。そうした理由から記事のボリュームが大きくなるので今回の旅行記は2分割としました。ご自宅や職場における暇つぶしにでもご覧になっていただければ幸いでございます。

ローマ市庁舎 (セナトリオ宮)
2014年2月のローマは近年稀に見る長雨によって滞在中は路面が乾くことが一度もありませんでした。イタリアのファッションは北部のミラノやフィレンツェあたりが有名ですが、当時は氏の地元であるローマ市内および近郊のアウトレットなどを5日間にわたって巡りました。

ローマ市内においてはスリ多発地帯ということで身構えていたわけですが、氏と同行しているせいか地下鉄も観光地も特に危険な目に遭ったり、またその兆候のようなものにも遭遇しませんでした。とは言うものの、常にある程度の緊張感は保つ必要はありました。


初めてのイタリア式の朝食です。当時はこれがイタリア式とは知らず、毎朝続いたので食傷気味でした。また氏と同行して現地の方々とお会いする関係で、エスプレッソは毎日5~6杯は欠かさず飲むことになりました。


ローマ市内で氏が懇意にされている有名レストランのディーナーにご招待していただきました。夕食は午後8時から開店するレストランでしたが、8時の時点では私達を含めて2テーブルしか埋まっていませんでした。イタリア人の夕食は遅く始まって長いということを実感いたしました。


ワインを飲みながら前菜から始まって1時間後くらいにカルボナーラの登場でございます。かなり濃い目の日本人好みの味付けです。それにしてもボリュームがあったので完食はできませんでした。


カルボナーラがメイン料理と思い込んでいたところ、予想外のメインの肉料理の登場でございます。非常に美味しかったのですが、さすがに味見程度が限界でした。後で伺ったところによればこれはコース料理なので、カルボナーラも肉料理も単品でオーダー可能であったとのことです。


コロッセオは氏のご自宅からほど近い場所に位置しております。コロッセオが建設されたのは日本で言えば弥生時代であり、古代コンクリートも使用されている驚異的な建造物です。


フォロ・ロマーノ近くのこの石畳の道も約2000年前の道幅であるとのことです。日本では現存する歴史的な建造物や遺跡の例えとして京都や奈良などが挙げられますが、ローマの場合はそれよりさらに800年前後は古いことになります。

ラ マルティナのキャステル ロマーノ アウトレット店
当時、ローマ市内から車で40分ほどのに位置しているThe Castel Romano Outlet(キャステル ロマーノ アウトレット)のLa Martina(ラ マルティナ)のアウトレット ショップを訪ねました(現在は閉店)

La Martina | Home Page
La Martinaはポロ競技の防具などを製造しているアルゼンチンのブランドですが、ヨーロッパではイタリアを中心に人気があります。またポロ競技のオフィシャル サプライヤーでもあり、チャールズ皇太子をはじめ英国王室の方々が競技する際にも使用されているようです。


La Martinaは日本で例えるとラルフ・ローレンのようなブランドですが、展開している品数はカジュアル中心でそれほど多くはありません。衣料品の主な価格帯は1~5万円で、品質は良いほうだと思います。また、得意としているのはバッグや革靴などの皮革製品という印象です。特に大きめの皮革製バッグは、10万円前後の価格帯で重厚で派手な作りとなっております。


氏のオススメで日本でも店舗を展開しているEataly(イータリー)のローマ店を案内していただきました。同店舗では新鮮で美味しいイタリアの食材を販売しております。4階建てのローマ店は日本の店舗より大規模であり、カートに商品を入れたままでも各階に移動することが可能です。

Eatalyローマのローストチキン
店舗の各階にあるイートインのコーナーは食材ごとに別れておりまして、私たちはチキンのコーナーでロースト チキンを注文いたしました。これがまた激しく美味しいチキンでありました。これらのイートイン コーナーは週末には非常に混雑する模様です。

EATALY Japan
そしてお土産にチョコレートと固形石鹸を購入いたしました。チョコレートは現地でもお値段がお高めですが、日本ではみかけないものが多数販売されております。石鹸の種類は多くはありませんが香りが濃厚なものが多くて日本より安価です。ただし石鹸を購入する場合はジップロックなどの袋で密封しないと、スーツケースの中が石鹸の香りまみれになるかもしれません。

Fashion District Valmontone Outlet Village
ローマ市内から車で1時間ほど走った場所にFashion District Valmontone Outlet Villageというアウトレット モールがございます。この場所は訪れる予定が無かったのですが、ついでに立ち寄ってみたところ偶然MooRER(ムーレー)のお店を見つけました(現在は閉店)

ムーレーのアウトレット ローマ店
当時はまだ日本では無名に近いダウンジャケットのブランドでしたが、日本未発売の商品を含めてワサワサとアウトレット価格で販売されておりました。しかし残念ながら私のサイズである46の在庫はありませんでした。


ローマ滞在中の食事は美味しいものが多かったのですが、中でも印象に残ったのが前記のFashion District Valmontone Outlet Villageのほど近くに位置しているLa Collina Ristoranteでした。このレストランはBed & Breakfastも提供しているので宿泊も可能です。ただし、イタリア語以外の言語が通じるかどうかは不明です。

Ristorante Valmontone. Specialità Locali, Pizza e Pesce | B&B Valmontone
氏のご友人にご案内していただいたこのレストランはローマ市街地から離れていることもあって、レストランの周囲は緑に囲まれています。そして猟銃をお持ちの店主の方が仕留めた獲物もお店では提供されます。お庭には猟犬もいらっしゃいました。

ブルスケッタ
前菜のブルスケッタですが、パンの上に乗っているパンチェッタまたはハムらしきお肉が口の中でとろけました。私が今まで食べた最も美味しいブルスケッタでありました。前菜で無ければ追加注文をして3個くらいは食べたいところです。

チーズやサラミやハム
同じく前菜のチーズやサラミやハムもまた、かなり美味しかったのであります。恐らくお酒が好きな方には堪らないと思います。お皿の中央にあるサラミは、レストランのオーナーご自身が仕留めたイノシシ肉とのことでありました。

イタリアの850グラムのステーキ
メイン料理の牛肉のステーキです。私は滞在中の経験から肉料理は量が多いかも知れない予感がしたので白身の魚にしました。写真ではわかりにくいのですが、850グラムあります。まさにイタリアのビステッカといったお味でしたが、このボリュームは食べられる気がしませんでした。参考までに氏とご友人は完食されていました。

リコッタチーズのアイスクリーム
ドルチェのケーキは、真ん中に挟んであるリコッタチーズがアイスクリーム仕上げとなっております。食べたことが無いお味で、カロリーなんかどうでもいい!と叫びたくなる激しい美味しさでした。


観光地であるローマ市街ですが、小規模店舗に興味深いファッション アイテムが置いてある場合があります。上記はHarris(ハリス)というフィレンツェの革靴ブランドです。そういった店舗を適当に歩いて探してみるのも結構楽しいかと思います。


氏のご親戚の家で昼食をいただいたのですが、イタリア南部ご出身ということもあって綺麗なお皿をお使いでした。私を含めて6人ほどでしたが、とにかく皆様全員が喋りっぱなしでございました。


イタリア旅行では外せない教会にも行きました。私のような心が欲望に汚れた人間であっても神聖な気分になる場所です。また内部では多くのお土産物も販売されていました。

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