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2014年のローマ旅行の記録(2/2)
2014年8月のローマは前回の2月の雨まみれとは違って日差がとてつもなく強く、砂漠に近い直射日光でございました。とは言っても湿度が低いので日陰は涼しく、朝晩は20度を下回ることもあって日本の夏よりは過ごしやすい感じでした。
この時期のローマ市内は観光客一色となっておりまして、現地の方々は夏季休暇中であまり見かけません。また市内の地域によっては商店のほとんどが夏季閉店している場合もあります。お買い物に関しては元々のお値段が安い夏季のセール品はお得感は少ないのですが、それでも良い商品を見つけることはできました。
宿泊はミルトン ローマにいたしました。同ホテルは4つ星で、地下鉄Manzoni駅のすぐ近くに位置しています。建物は昔の修道院を改造しており、各部屋は修道女が利用していた模様です。宿泊費はクラシック ダブルルームをシングル ユースにして6泊で498ユーロでした。これにはホテルの朝食や18ユーロの税金も含まれています。
Hotel Milton Rome | Official website | Hotel near Colosseum
このホテルには朝食を提供するダイニングはあるものの、何故か同じ場所で夕食は提供されておりません。その旨をホテルのスタッフに尋ねると、ホテルに隣接しているBistro' al 133をオススメしているとのことでした。
最終的にこのレストランで5回夕食をいただきました。その5回すべてはToday's Specialのニョッキでしたが、毎回味付けは異なっていました。お値段は料理が12ユーロでグラスワインが5ユーロでした。
味付けは日本で食べるイタリア料理とほぼ同じです。私は毎回お店の前に出ているテーブル席で食べましたが、夕方のローマで道路を眺めながら夕食を食べるのも風情がありました。ちなみに日本語は通じませんが、店長のマッシモおじさんとその息子さんは英語が通じます。
ローマ市は地形的に低い場所に位置しており、トレビの泉に見られるように水資源が豊富な街であります。上記のNasoni(鼻)と呼ばれる水飲み場はローマ市内の幹線道路などに数多く存在しています。そして飲料水でもあるので、旅行者の方々も利用しております。
水の出口はパイプを曲げて途中に穴を開けた100年以上前のシンプルなデザインです。ローマ生まれのベリッシモ氏によれば、水を飲む場合は最初に両手に貯めた水を穴にかけて綺麗にしてから出口を指で塞ぎ、穴から出た水を飲むのがプロのローマ人の飲み方とのことです。
コロッセオを右手に見ながらレース ゲームのグランツーリスモのローマ コースを辿り、ヘアピン コーナーを右折するとバックストレートが見えます。そして右折はせずに直進してトラステーベレ地区に徒歩で向かいました。
その途中に位置する真実の口は上記のような感じで、順番待ちをしてまで口の中に手を入れる気にはなりませんでした。
Trastevereトラステーベレは『テーベレ川の反対側』といった意味で発音はトラス・テーベレとなるようです。この地区は東京で例えると下町といった感じで、昔の街並みが残っていてオシャレなお店があるのですが真夏の昼間は閑散としていました。
トラステーベレにあるお目当てのお店は閉まっていたので、少し離れた場所にある他のお店を見ることにいたしました。地図で確認したところ直線距離で3km弱でありました。その距離なら歩いて行けると判断して氏と私は歩き出しました。
恐らくこの方が近道であろうと思われた道の途中には、真夏の昼間には勘弁していただきたい上り階段がそびえ立っておりました。
階段の下では飼いならされたと思われる野良猫が寄ってきました。
住宅地域に迷い込みました。車もほとんど通らず、人影はまったくありません。
何だか上り道が続いていたのでで丘を登っているのではないかという疑惑が持ち上がりました(ジャニコロの丘)。ちなみにGPSの地図では高低差が良くわかりませんでした。
突然と泉に出くわしました。写真を撮っている観光客もいます。どうやら有名スポットのようでした(パオラの泉)。2人ともこの時点で歩き疲れていたのでタクシーを捕まえようとしましたが、通るタクシーはすべて乗客中でありました。
仕方がないので涼しそうな近くの公園に入ると広場みたいな場所に出ました(ガリバルディ広場)。広場の端からはローマ市内が一望できました。ちなみに氏は日本のテレビ番組の撮影でこの場所を訪れたことがあったようです。
丘を下るとようやく平地に出ました。氏によればここまで来ればもう大丈夫とのことでしたが、ようやく行程の半分ほどです。奥に見えるのがハドリアヌス霊廟で、左手の方はバチカン市国です。ここから先は市街地なので、多少道がズレたとしても目的地には到着できます。
3時間歩いてやっと探し当てたお店はセール中であったものの夏季休業中でした。こうなる予感がしていたので、あれほど出発前に私が氏に何回も電話で確認してくださいと……。
今回もローマ近郊のFashion District Valmontone Outlet VillageにあるMooRER(ムーレー)のアウトレットストアを訪ねました(注:同店舗は閉店)。今回は前回と違ってサイズ46の上記のブルゾンが見つかりました。
お値段が税込み84ユーロ(約12,000円)でありました。元の定価は422ユーロ(約58,000円)と表記され、日本の正規ルートで販売すれば10万円近くなる商品と思われました。かなりタイトなサイズ感ですが、2020年現在でも着用しております。
ローマにおける買い物はほとんど終わっていた最終日前日に、このレディースサンダルを道端の靴屋さんのディスプレイで見つけて妻へのお土産として購入しました。SUPERGA(スペルガ@superga_it)はイタリアのブランドで低価格なスニーカーを主に製造しており、一時期日本から撤退したと思っていましたが近年復活をしたようであります。そしてこのサンダルは30ユーロ(約4,000円)で販売されていました。
ローマ滞在中にプールに行くかもしれないということで、とりあえず水着は持ってきておりました。偶然日程の途中で時間が空いたこともあり、ビジターで行けるリゾート プールを探すことにいたしました。氏が現地のお知り合いの方に聞いてみたところ、ローマ市内で行けそうなプールが2箇所あるとのことでした。
1箇所はGrand Hotel Del Gianicolo Romeにある屋外プールで、平日は25ユーロの入場料です。2箇所めはローマ カバリエリ、ウォルドーフ アストリア ホテルズ&リゾーツの同じく屋外プールで、平日45ユーロ・土日が85ユーロの入場料とのことでした。そして、どうせ行くなら後者の高級そうなプールにしようということになりました。
Rome Cavalieri Waldorf Astoria | Luxury Hotel in Rome
同ホテルはTermini駅から約20分の距離にあるCipro駅からタクシーで10分ほどの場所にあります。ホテルは丘の上なので駅から徒歩で行くには厳しいかと思います。また元々がアメリカ資本のホテルらしく、スタッフの方々はアメリカ国内と同様の英語を話します。プールはエントラスフロアからエレベーターで降りると、フィットネス フロアの受け付けに出るのでそこで入場料を支払って入場します。
同ホテル内には子供用も含めたプールが複数存在し、上記の大きなプールの水深は2mを超えるのでまったく泳げない場合は浮き輪などが必要になります。また、デッキチェアは入場料に含まれています。8月初旬のローマは夕方まで日差しが強いので、4時過ぎでも余裕で日焼けをすることが可能です。氏によれば、イタリアでは有名な司会者の方などの芸能関係者も入場されていたとのことでした。
平日なので45ユーロの入場料でしたが、シャワー ルームのボディソープやシャンプーなどが切れていました。またボトル入りの水は5ユーロで、グラスの水は無料でした。デッキチェアのマットレスは濡れて不快であれば交換してもらえます。
2014年の2回のローマ旅行は初めて経験したイタリア文化であり、また旅行者が行かないようなローカルな場所も氏にご案内して頂いたので印象的な旅行となりました。世界が落ち着いた際には、今度はイタリア語を使ってイタリアを旅行してみたいと思います。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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