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令和時代の40代向けネクタイの選び方【ブランド&柄】
近年はビジネス スタイルもカジュアル化の影響を受け、スーツの形状もナチュラルなシルエットが多くなっております。そしてそれに対応するかのようにネクタイの柄や素材なども変化しているので、選択方法のアップデートも必要です。
ちなみに配偶者以外の女性からのネクタイのプレゼントは、昭和時代の古い慣習と考えても良いと思います。令和の時代にはそのような精神的に重くて面倒なプレゼントは、女性へのバッグのプレゼントと同様に貰ったところで迷惑なだけでございます。
ブランドに関してはラルフローレンやブルックスブラザーズなどのアメリカン ブランドは若者向けである上に、安価な外観なのであまりおすすめできません。イギリスの場合は仕立服の文化なのでネクタイのブランドは少ない印象ですが、ターンブルアッサーが良い感じです。
そうなると最終的にはネクタイへのこだわりが強いイタリアン ブランドにたどり着くことになります。しかしグッチやブルガリなどの有名な総合ブランドはデザインが年寄り臭く見える場合があるので、ネクタイの製造を得意としているブランドをおすすめします。
例としてはステファノ ビジ・ルイジボレッリ・フランコ バッシなどが国内でも入手しやすく価格もそれほど高くありません。また価格帯は高めですが、40代の皆様の場合は世界的に有名なマリネッラ(近日オンラインストアがオープン予定)も視野に入れたほうが良いと思います。
E.Marinella - マリネッラ | フローエンス トーキョー | 公式オンラインストア
そして購入の際の価格帯は定価12,000円以上と基本とし、セール品の多くは使い勝手が悪くて残った柄や色なので避けたほう良いと思います(使いやすく合わせやすいネクタイは、黙っていても売れるのでセール品にはなりません)。
参考までに上記のようなネクタイの品揃が多い都内の実店舗としては、伊勢丹新宿店メンズ館1Fのドレスシャツ・ネクタイの売り場が挙げられます。特にエスカレーターを背にしたセクションには、マリネッラやシャルベ(フランス)をはじめとした高級ブランドも取り扱っています。
ネクタイの柄は、それ以前に単色のものが必要になります。なかでもネイビー色は最も汎用性が高い色です。この色は世界的にハイレベルなビジネス シーンにおいてもで多く使用されています。ただしネイビー色は素材によって経年で退色する場合があるので暗所での保管をおすすめします。
逆に精神論で語られる赤色単色ネクタイは安っぽい外観に加え、あまり優秀そうな人物にも見えません。その代わりとなるのが上記のエンジ(ボルドー)色です。これは世界的にもエレガンテな色として認識されています。
柄のなかでも小紋柄は40代以上の皆様のために存在しているようなものであります。大半のスーツとの相性も良く、あまり主張もしないので柄物における使いやすさとしては最も優れています。
ペイズリー柄は主張が強い一面がありますが、ストライプ系スーツとの相性が良いので西洋でもよく見かけます。威厳が必要な場面や、何らかの理由で相手のマウントを取りたい場面などに適している印象です。
レジメタル柄は国内において最も一般的でつまらない柄でございます。特に40代の皆様には若く見えるなどと言って勧める方々もいらっしゃいますが、実際には単に若作りに見えるだけであります。
結局のところ40代ともなりますと、ネクタイよりはスーツ本体でスタイルを主張したほうが吉となります。また「ネクタイと言えば柄」といった発想では無く、多くのスーツに合う無地ネクタイとの組み合わせを見直されるとよろしいかと存じます。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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