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40代メンズの冬アウターはダウンジャケットよりコートです
日本は冬になりますとダウンジャケットの着用率が急上昇するお国柄でございます。過去にはモンクレールの全世界売上の30%を日本が占めたほどのダウン アウター好きな民族と言えるかもしれません。
その一方で西洋諸国におけるダウンジャケットはアウトドア ウエアの位置づけです。例えばファッション スナップで見かけるイタリアのカッコ良いオジサン達も、どなたもダウンジャケットを着ておりません。せいぜいダウンベスト止まりです。
それでもダウン アウターは実用性があるので便利なウエアですが、コートのほうが外観がエレガンテでございます。したがってオシャレにこだわるのであれば、冬季でも温暖な東京などの大都市圏においてはコートのほうがオススメです。
参考までにモンクレールなどのビジネスモデルは、高価格帯の商品を毎年デザインを変えて展開することにあります。それが理由で購入して3年も経過すると古臭く見えてしまいます。その点においてもコートは定番モデルであれば長期間着続けることが可能です。
また大都市圏においては公共交通機関での移動が多いので、ダウン アウターは逆に不便な場合があります。それらは屋外の移動時の防寒ウエアなので、電車の中ではかさ張る上に暑かったり建物の中で脱いでも置き場所に困る場合もあります。
そして何よりダウンジャケットはどんなにハイブランドであっても、大型腕時計や革ジャンと同様に女性ウケが悪いのであります。それは一般的に女性はウールやカシミア素材のように、柔らかくて暖かそうなものがお好きなことに起因すると思われます。
とは言ってもコートはカッコ良さと引き換えに保温性が劣ることは致し方無いので、マフラーやストールを組み合わせる方法もあります。その際には単に首から垂らす着こなしも考慮して180㎝前後の長さを選択すると良いと思います。
他にもストールを使う長所としてはコートの襟が直接肌に触れるのを防いだり、暖房が効いた屋内に一時的に入ったときにストールだけを外して体感温度調節ができたりすることが挙げられます。
一般的に体重が増加した40代の皆様にとってのダウンジャケットは、着ぶくれした暑苦しい外観に見えがちです。その点においてコートは失敗する確率が低くコーディネートの多様性もあるので、一度は試されてみてもよろしいかと存じます。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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