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難しいカモフラージュ柄はミリタリーの雰囲気を抑える
カモフラージュ柄に限らずミリタリーウエアは、基本的に東洋人にはあまり似合いません。この柄を近年日本で多く見かけるようになったのは、恐らくイタリア経由で日本人が真似て流行らせようとしたのが始まりと思われます。
カモフラージュ柄はその性質上、地味な柄の部類に入ります。そして色数が多い柄(4色)なので、他のアイテムと合わせる場合に苦労をいたします。したがってこの柄を白人やモデルさんの写真を使って説明している方々は、ご自分で試したことが無いと断言できます。
一般的にカモフラージュ柄は体型の凹凸が隠れることに加え、シルエットがぼやける傾向があります。またジャケットやパンツや長袖シャツやTシャツなどの軍事でも使われているウエアは、民間であってもこの柄を使うと軍事色が強く残ります。
そういったことを考慮すると、ポロシャツ・スニーカー・傘・靴下などの軍事用途であまり使われないアイテムに適していると思われます。加えて面積を小さくすれば女性ウケもそれほど悪化せずに済む利点があります。
カモフラージュ柄に合わせる色は、反対色と言っても良い白が無難で柄を活かすことができると思います。あるいは赤が上級者向けであり、カモフラージュ柄のスニーカーの靴紐を赤にしたり、赤スニーカーとカモフラージュ柄の靴下を合わせたりすると玄人仕様になります。
参考までに上記の写真はカモフラージュ柄がいかに目立たないかを示す例であります。迷彩柄と言われる通りに上半身が背景に溶け込んでおります。この理由から遭難の可能性がある野山に入る場合、この柄のウエアは避ける必要があります。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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