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スーツ・テーラード ジャケットの袖のシワについて
スーツのジャケットの袖のシワを気にされる方が時折いらっしゃいます。その多くは肩に近い上腕部分のシワですが、シワの方向が横である場合は特に問題はありません。しかし縦方向のシワは、ジャケットがオーバーサイズに見える場合があります。
一般的に袖の縦方向のシワは寸胴なアメリカン デザインのスーツや、肩パッドが固めのジャケットでアームホールが大きい場合に発生します。特にアメリカ製のスーツは太い腕に対応させているので、腕が細い日本人が着ると上腕部分の隙間が大きくなって縦シワが寄ります。
そして袖の縦シワを無くすには、アームホールを小さくするなどの大掛かりな修正が必要となります。したがって気になるようでしたら違うブランドを選択するか、二頭筋や三頭筋を鍛えて大きくするなどの対応方法しかありません。
現代のビジネスシーンではデスクワークやクールビズを含めてジャケットを脱ぐ機会が多くなっております。ワイシャツは欧米では下着などと時代錯誤の昭和の解説がされている場合もありますが、シャツ姿のビジネス スタイルも定着しています。
そしてジャケットは作業着では無いので、動きやすさは必要とされない機能となりつつあります。特に近年の細身のスーツを適正サイズで着用すると窮屈に感じることがあります。しかしそれを嫌ってワンサイズ大きくすると外観が悪化いたします。
またジャストサイズで着用すると袖に横シワができる場合があります。しかしこれは肘を曲げれば発生する自然なシワであり、特に腕が太い方の場合は避けられません。ちなみに私は腕を伸ばした状態で上腕部の最も太い部分で32㎝、同じく前腕部で29㎝なのでファッションの観点では腕が太い部類に入ります。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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