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ドローコードパンツの着こなしは比較的面倒である
ドローコードパンツは近年ファッション メディアで紹介されることが多くなりましたが、実際には街角で見かけることはほとんどありません。彼らの定義によれば楽ちんパンツとのことですが、正直なところ紐付きのウエストゴムパンツといった印象です。
今ひとつ人気が出ない原因のひとつは、パンツの外側で結んだ紐がエレガンテに見えないことが挙げられるかと思います。特に上記の写真のように紐が垂れ下がって見えるとだらしない外観と捉えられる可能性もあります。
またドローコードは結び目が緩みやすく、特にポケットに物を入れると重さでパンツがずり落ちることがあります。これは紐の摩擦係数が低いので、宿命的な欠点と言えます。かと言って固結びにすると結び目を解くことが困難になります。
さらに長袖シャツの裾をインすると外見が悪化するので、スウエットやTシャツなどと合わせて裾を出す着こなしが主流となります。そうなるとテーラードジャケットと合わせにくく、ビジネスシーンにあまり適しているとは言えません。
結局のところ、ドローコードパンツは完全なるリラックスウエアでございます。加えて男性の場合は、小用を足す際に紐が濡れたり便器に接触しないように気を使うのが面倒であったりします。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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