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ジーンズは加齢に伴って履きにくく似合わなくなる
最近腹部の圧迫感により、ジーンズのサイズをインチアップいたしました。当初は体重が1kg増加したことが要因かと推察したのですが、そのすべてが腹部に集中しているとは思えません。むしろ加齢によって内臓の圧迫に耐えられなくなったと考えるほうが自然であります。
そもそもジーンズは作業着由来なので履き心地は犠牲になっています。それでもファッション アイテムとしては汎用性も含めて優秀な部類に入ります。しかし他のパンツ類と違ってウエスト部分がかなりシビアなサイズ感です。
ジーンズのサイズはアメリカ由来のためインチ表記です。したがって購入の際には1インチ(約2.5cm)刻みでサイズを選択することになります。そして1インチの違いがが全体のシルエットに影響する場合があります。
私の年代の方々はジーンズをあまり緩く履きたくない傾向があるので、必然的にウエストはジャストサイズを選択することが多くなります。その結果として加齢と共に腹部の圧迫感に耐えられなくケースも発生すると思われます。
参考までにアメリカではベルト無しでジーンズを履くスタイルを多く見かけます。これはジーンズ発祥時の本来の着こなし方法であり、これがインチ刻みサイズの大きな理由と思われます。また当時のベルトはサスペンダー式を使うのが一般的でした。
外見に関しても加齢に伴って脚部の筋肉量が減少するので(特に太もも)、足とジーンズ生地の間に隙間が多くなります。40代以上で隙間が多いジーンズを履くと(オーバーサイズを含む)、だらしない印象となる可能性が高くなります。
それでも近年ではポリウレタン混合素材の伸縮性があるジーンズが増えてきたので、細いシルエットでも履きやすく足にフィットするようにはなりました。しかし残念ながらジーンズの構造上ウエスト部分は伸縮しません。
それらのことを考慮すると、人生のどこかの時点でジーンズを履かなくなる日が来るかもしれません。とは言っても無理をしてまで履くようなアイテムでも無いので、40歳を過ぎたらジーンズ以外のパンツにも挑戦されるとよろしいかと存じます。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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