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真夏にポロシャツは暑すぎる
先日30℃を超えた日に外を歩いて汗まみれになりました。その3週間ほど前にも同様の気温で外を歩いたらやっぱり汗まみれなりました。私は汗かきの体質では無いので、外気温が高くてもそこまで汗をかくことは稀です。
そしてその2回の共通点はポロシャツにありました。ポロシャツは夏のイメージがありますが、それは大きな誤解でございます。清涼性という観点から言えば、真夏のアイテムのなかでは最悪の部類に入ると思われます。
そのひとつめの理由は素材にあります。ポロシャツには比較的厚めのコットンが使用され、それらは吸湿性はあっても通気性が良くありません。また細身のデザイン性が高いものは体に密着して汗の蒸発を妨げます。
それをニット素材が解決するかと言えばそうでもありません。ニットが涼しいのは風を通しやすいためであり、無風が多い日本の夏ではまったく涼しくありません。それどころか化学繊維の場合は吸湿性も劣ります。
次に襟が問題で、特に厚手の素材の襟は首の後ろに熱がこもります。また襟の下部が厚めの構造になっている場合はそれが悪化します。これらによって首から後頭部にかけて体温が上昇します。
最後に胸元や袖などの開口部が小さいことが挙げられます。これは通気性を妨げ、胸から上に熱がこもる原因となり得ます。特に袖がリブ編みになっていると脇から肩の部分の熱が放出されにくくなります。
このような問題は、多少オーバーサイズのデザインのものや薄手の生地などを選択すればある程度は解決します。しかしそれらは同時に外観が悪化する原因でもあるので、あまりオススメできません。
そもそもポロシャツはスポーツウエアの範疇であるにもかかわらず、ファッションメディアがオシャレアイテムとしてゴリ押ししているのでございます。それはオシャレな芸能人の方々が、テレビの中ではどなたも着用していないことでも証明できると思います。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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