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暑すぎる日本の真夏に着る/着ないトップス
猛暑日が多かった今年の夏と旅行先のバンコクの屋外を徒歩で移動して感じたことは、35℃の外気温ではオシャレな服装はあまり意味がないということでした。それはオシャレに着飾ったところで、汗にまみれてまったくオシャレに見えないことが理由です
そして高温多湿の日本の夏においては何を着たところで涼しくなりませんし、涼しげに見えることもありません。素材やデザインを変えても「暑い」または「すごく暑い」か程度の違いでございます。
それでも少しでも暑さを和らげるためには素材と肌の間に隙間ができるデザインの服や、物理的に軽量のアイテムを選ぶことが重要です。加えて速乾性に優れている素材も不快感を低減する効果があります。
コットン素材のTシャツは安価で大量生産されていることもあり、世界共通で最もポピュラーなサマー アイテムです。これは他に選択肢が無いので着ている方も多く、カッコの良し悪しで判断するものでもありません。
体感温度は生地の厚さにあまり関係が無いので、体型に自信が無い方は厚手のものを選ぶとある程度ボディラインを隠すことができます。暑さに関しては色が大きく影響するので、黒Tシャツは絶対に避けるべきです。
シルエットが緩い半袖開襟シャツは、胸元もV字に開いているので比較的体温を逃しやすいと思います。裾からの風通しも良いのですが、第2ボタンまで開けると胸元の風通しもさらに良くなります。
このタイプの半袖シャツはTシャツよりは分別がある大人に見えるので、多くのオシャレな芸能人の方々も着用されています。そして40代メンズの方には、Tシャツよりこのような開襟シャツのほうがお似合いかと思います。
首元が大きく開いたオーバーTシャツはあまりポピュラーとは言えないTシャツですが、薄い生地であれば一般的なTシャツよりは多少暑さは和らぎます。ただしアイロンがけが必要なこともあるので、それが面倒かもしれません。
リネンシャツは長袖であっても、半袖Tシャツと同等の体感温度を確保できる場合があります。また冷房が効いた室内では、袖を下ろすことによって冷えすぎを防ぐことも可能です。
さらに速乾性にも優れているので、発汗による不快感も低減されます。加えて長袖であってもそこまで暑苦しい外観にはならない特徴から、これも40代メンズの方にはオススメすることができます。
日本の真夏にポロシャツを勧めてくるのは、冷房の効いた屋内で執筆しているファッションライターくらいです。それなら貴方がそれを着て炎天下の都内を歩いてみたらどうですか?というお話でございます。
ポロシャツはとにかく生地が厚めで肌に密着する傾向があるので、真夏の外出着としては不適切な部類に入ります。逆に生地が薄いポロシャツは、胸が薄い方などは貧相な体型に見えてしまいます。
いずれにしても真夏のトップスは首元が重要となります。丸首よりはVネック、Vネックよりはボタン留めというように胸元を大きく開ければ熱を逃がせます。襟もスタンドカラー(バンドカラー)のほうが首の後ろの熱がこもりにくいと思います。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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