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着られる時期が短いメンズ ファッション アイテム
ブルージーンズは真夏を除けば通年で使えるアイテムでございます。同じくスニーカーも素材にも依存はしますが、ほぼ通年使うことが可能です。その一方で着用期間が短いファッションアイテムが存在します。
主にそれらは、1日の気温差が大きい春・秋向けのウエアに多く見られます。それらのアイテム単体ではカッコ良く見えたとしても、体感温度などの物理的要因で長期間着用し続けることが難しい問題があります。
例えば今年(2023年)は夏から気温が高い状態が続き、秋の季節を感じる間もなく冬になりました。このように季節の急速な変化に伴い、気温も大きく変化すると秋物アイテムの出番が無くなります。
その代表的なアイテムがレザー ウエアです。冬向けの厚手のレザージャケットは別として、薄手のレザー ウエアは夏には暑く冬には寒いといったプレハブ小屋のような特徴があります。
加えてレザー ウエアは最も外側に着用するアイテムなので、冬の防寒はインナーを着込むしか方法がありません。そして皮革はウールやコットンと比較して熱伝導性が高いので、風が吹くと体温が奪われ寒く感じます。
それでもファッション誌では晩秋や早春にレザー ブルゾンをモデルさんに着させて紹介していますが、購入したところで2~3週間でシーズンが終了することが多いので初心者の方々にはまったくオススメできません。
ライトコートは体感温度の調節用として、寒暖差が大きい季節には便利に使うことができます。しかしライトコートをメインとして使う場合、寒すぎたり暑すぎたりすることがあります。
またライトコートは秋または春に着用するアイテムといったファッション上のルールがあるので、着用を躊躇しているとウィンターコートやライトブルゾンの出番が来たりします。
Gジャン(デニムブルゾン)を含むシャツジャケット類も、なかなか出番が少なかったりします。それはトレーナーやパーカーなどのアイテムのほうが使いやすかったり、暖かかったりするのも原因のひとつと考えられます。
それでも冬にはコート下に着込んだりする方法もありますが、それもセーターなどを代替アイテムとして使うほうが着やすいのは確実です。ちなみに私がGジャン単体で外出し、丁度良いと感じる季節は年間で数週間程度です。
ローゲージのニットウエアも結構手強いアイテムです。特にローゲージの冬用アウターは風を通しやすいので、外出着としては寒すぎます。そして暖房が効いた屋内(特に寒冷地)では暑すぎます。
このアイテムは風が無い屋内で、部屋ごとに寒暖差がある冬の大きなログハウスなどに適しているように思われます。そしてインナーとしては厚さがあるので、コートなどを着ると着ぶくれする懸念があります。
アウター ダウンベストは胴体は温かいのものの、腕の寒さが問題となります。それでも寒暖差が大きい日には便利です。しかし着こなし方法が難しく、見た目と実用性のどちらを優先するか悩むところです。
以上のように着られる時期が短いファッション アイテムは、基本的にそれほど必要ありません。そしてカッコ良さという理由で購入したとしても、他に多様なアイテムをお持ちでないとカッコ良くコーディネートすることが難しかったりします。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
© 2023 やさぐれスタイリスト
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