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コーデュロイ素材のアイテムは着こなしが難しい
コーデュロイのジャケットやパンツは冬になると必ず紹介されるアイテムでございます。その独特な畝(うね)を持つ生地による光沢感や、防寒性能に優れているなどの特徴がファッション メディアに取り上げられる理由と思われます。
しかしながら実際のところは単体では良さそう見えても、他のアイテムと合わせにくいという問題点があります。また防寒性もそこまで優れているわけでもなく、経年によって畝が潰れて外観が悪化する欠点も抱えております。
それでもコーデュロイは冬を代表する生地ということもあり、いくつかのアイテムでコーディネートは試してみました。テーラードジャケットに関してはインナーの長袖シャツの選択が難しく、タートルネックが最も相性が良さそうではあります。
コーデュロイ パンツも上記を含めて数本購入したのですが、やはり合わせるアイテムに悩むことになりました。質感が同様のニット類は比較的合わせやすいと思われますが、パンツをメインとしたコーディネートは難易度が高い印象です。
コーデュロイ スーツは、最もその素材が活かせるウエアとなります。上下の統一感が完璧であり、まさに冬向を代表するオシャレなスタイルです。しかし残念ながら、ビジネス向けでは無いので着用して出かける場面がかなり限られます。
加えてジャケットの脇の下部分やパンツの股部分は擦れやすく、畝が潰れる可能性が高いので早期に外観が悪化する恐れがあります。したがって総合的に判断しても、コーデュロイ素材のアイテムは一般向けとは言えないと思います。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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