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リネン テーラード ジャケットのメンズ コーディネート
夏にはリネンジャケットがお似合いなどと言われますが、それは夏の夜間気温が20℃以下になる地域のお話でございます。日本においては5月・6月・9月あたりが適切で、7月・8月は気候的に無理があります。
またリネン素材のジャケットは合わせることが難しく、単体でカッコ良くなるものでもありません。少なくともジーンズなどのコットンパンツを中心としたスタイルが得意の方々にとっては難易度が高いアイテムです。
加えてリネン素材のアイテムは緩いシルエットのデザインが多く、オーバーサイズ気味に着こなすテクニックも必要です。そうなると体型にも依存し、特に薄型の体型の方には向いているとは言えません。
しかしながら白髪が混じるようになった年代の方々にとっては、ある意味テキトーでエレガンテな着こなしに見える場合もあります。加えてシワを気にする必要が無いので、旅行時などにも活躍する一面も持ち合わせています。
ジャケットはベージュやブラウンが最も夏らしく、リネンの質感が活かせる色となっています。それらの色は他の色と合わせやすく、素材感が似通った夏向けのアイテムを合わせればそれなりに見えます。
その一方で作業着由来のブルージーンズやスポーツ由来のポロシャツは、エレガンテなリネン素材とは合いません。シューズは革靴のほうが外観が良好ですが、場合によっては革サンダルもアリかと思います。
Tシャツとの組み合わせは、国内では見かけることはほとんどありません。ヨーロッパの高級避暑地のご近所着といった感じもありますが、リラックス スタイルでありながらコーディネートの難易度は高めです。
ちなみにリネン100%の黒のテーラードジャケットは、夏を代表する最もエレガンテなドレス ジャケットです。しかしながらその威力を発揮できる場所は、在日大使館主催のナイトパーティーといった印象です。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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