WOOLRICHのロングスリーブオーセンティックフランネルシャツを購入しました

LONG-SLEEVE-AUTHENTIC-FLANNEL-SHIRT
先日購入したオイルクロス ジャケットに合わせるため、ウールリッチのフランネルシャツを購入しました(税込28,600円)。ちなみに他ブランドのアメリカ民族柄シャツも候補には上がったのですが、素材と価格が折り合わなかったので見送りました。

WOOLRICH (Men)/ウールリッチ ロングスリーブオーセンティックフランネルシャツ LONG SLEEVE AUTHENTIC FLANNEL SHIRT WOSI0080K RED BUFFALO トップス【三越伊勢丹/公式】

そしてこのシャツは赤・白・茶の3色展開ですが、最も広く認識されている赤を選択しました(Sサイズ:46相当)。とは言っても一般的には白が使いやすく、お店の方の説明でも白が人気があるとのことでした。

WOOLRICH(ウールリッチ)公式オンラインストア
ウールリッチはカジュアルウエアを中心に展開するアメリカのブランドでございます。特にバッファローチェックと呼ばれるチェック柄は同ブランドのアイコン柄となっており、国内でも各百貨店などをはじめとして多くのショップで取り扱いがあります。

この赤・黒のチェック柄は秋になるとファッションメディアがここぞとばかりに取り上げますが、国内では未だに人気が出ない柄です。またアメリカでは、カナダ人ファッションのステレオタイプとして認識されています。

チェック柄の中でもこの柄は、インナーよりアウターのほうが似合います。このシャツもシャツジャケットのように着こなすほうが使いやすいのですが、私の場合は裾をインしてインナー アクセントとして合わせる予定です。

このシャツを購入したのは柄の他に、厚手のフランネル生地が使用されていることが理由です。それは秋・冬のカジュアル スタイルにおいて、ビジネス シーンで使用されるような薄いコットン生地は季節に適しているとは言えないからです。

加えて使用されているのは日本で開発されたフランネル素材で、洗濯を重ねることによって起毛するとのことです。胸ポケットも通常より下げられた位置に配置されるなど、細部にわたって改良が施されたシャツに仕上がっています。

参考までにバッファローチェック柄(Buffalo Plaid)はアメリカにおいて昔から親しまれていた柄です。特に山間部における狩猟シーズンには、仲間からの誤謝を防止する目立つ柄といった説明を国内でも見かけます。

しかし人間から見て目立つ柄は、獲物から見ても目立って逃げられるのではという疑問があります。実は当時の獲物であった鹿を含む有蹄類は、2色型色覚で赤やオレンジはグレーとして認識するので、彼らからは目立たない色になります。

加えてチェック柄は、鹿から見ると人間の輪郭を木々や草と同化させる迷彩効果があります。そしてこれらが、アメリカ狩猟者の間でバッファローチェック柄が広く使用されるようになった理由です。

さらに狩猟の服装は登山と同様に重ね着が基本であり、発汗するので山中をシャツ1枚の軽装で歩きます。その際に雨が降ることもあり、その理由から当時は油分を含むウール素材のシャツが重宝されていた模様です。

現在では水を弾くようなウール素材のシャツは見かけることは無く、WOOLRICH社でもウール用の織り機はすでに稼働を中止しているとのことです。しかしビンテージ シャツとして流通はしているので、登山をされる方などは探されても良いかもしれません。

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