秋向けレイヤード(重ね着)スタイルの基本ルール

レイヤード(重ね着)スタイル
日本におけるレイヤードスタイルは、イギリス由来とアメリカ由来に大別できるかと思います。前者の場合はイギリスのカントリーサイド風のスタイルであり、後者の場合はそれをアメリカ流にアレンジしたものと考えられます。

イギリス由来は体型が薄くトラッドスタイルがお好きな方々に人気がありますが、細い体型が故に重ね着の枚数が多すぎて着ぶくれした外観になりがちです。加えてバリエーションも少ないので、細部を変えてもあまり違いがわかりません。

一方でラルフローレンのスタイルに代表されるアメリカン レイヤード スタイルはアイテムが豊富であり、こちらのほうが取り入れやすいと思います。ただしそれらにはある程度のルールが存在するので、それらを踏襲されるとよろしいかと存じます。

まず絶対的なルールとしてトップスを3枚で構成します。私は冬季でも3枚で通していますが、これは動きやすさも考慮した結果です。加えて、てコーディネートの基本である3色に色数を抑えやすくなります。

レイヤード(重ね着)スタイル
インナーは丸首Tシャツでは無く、ヘンリーネックTシャツを着用します。これはスポーツ体型を基本としたアメリカン アイテムの象徴でもあり、ラルフローレンのスタイル ブックにも必ず登場します。

そしてヘンリーネックTシャツはアメリカン スタイルにおける最重要アイテムであり、ボタンのアクセントはある意味ネックレスの代用となります。しかし胸が薄い方にはお似合いにならないので、これが日本であまり流行らない理由のひとつです。

レイヤード(重ね着)スタイル
外側に向かって厚めのアイテムを着用します。これは当然と言えば当然なのですが、アウターアイテムの代表であるダウンベストを内側に着用すると不自然に見えるのはこのためです。

デニムブルゾン(Gジャン)はライトコートと合わせたり、上記のようにダウンベストと合わせると晩秋向けのスタイルになります。ちなみにセーター類はコーディネートが難しいので避けたほうが良いと思われます。

レイヤード(重ね着)スタイル
長袖シャツは秋・冬向けの生地を着用します。スーツ用ワイシャツに代表される薄い生地は季節に合わないので、フランネル素材やウエスタン デニムシャツなどの厚めの生地のシャツが適切です。

いずれにしても重ね着スタイルは多様なアイテムを必要とするので、初心者向けとは言えません。そしてこのようなコーディネートは、ファッション マニアやファッションメディアの大好物となっております。

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