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メンズ キャメルコートはコーディネートを含めて難しい
私はカッコ良いとされているファッションスタイルは、とりあえず試してみることにしております。しかしながらどうやってもカッコ良く見えなかったり、コーディネートが難しいアイテムも存在します。そのひとつがキャメルコートでございます。
このコートはヨーロッパにおけるオシャレなメンズアイテムとして紹介されています。なかでもホワイトパンツと組み合わせるスタイルは、オシャレなイタリア人のステレオタイプ的ファッションとして雑誌などで取り上げられています。
しかしながらキャメルコートには外観が高級感に欠けるという難点があります。これは凹凸が無いノッペリとした質感が要因と思われます。また冬季は景色が茶色なので、キャメルコートの色もあまり目立ちません。
加えてキャメル色は東洋人の肌色に極めて近いので、顔から手先まですべて肌色に見えてしまいます。これが白色人種であればコートの色も引き立ちますが、東洋人の場合は肌色まみれといった外観が避けられません。
それはコートに限らずキャメル色のウール テーラードジャケットやセーター、あるいはウールパンツも同様です。とりわけウールパンツは「ラクダ感」をどーにか払拭する必要があります。
このコートのコーディネートは白や黒、あるいは青を合わせる一般的な手法が中心となります。しかし完成形がカッコ良く見えるとは限りません。とりわけスーツに合わせると、昭和生まれの50代管理職といった印象になります。
以上のような理由から、私は早々にキャメルコートから撤退を決めました。その代替としたのがグリーンとブラウンの中間色である上記のウールコートです。このコートは使いやすく、現在に至るまで高頻度で着用しています。
参考までにキャメルコートよりはダークグリーン(ミリタリーグリーン)コートのほうが合わせやすいと思います。特に身長が高い方は、上官風のミリタリーシルエットはかなりお似合いになるかと存じます。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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