最新の投稿
バッファローチェック シャツのメンズコーディネート
バッファローチェック シャツは、毎年秋が深まる頃にファッションメディアに頻繁に登場します。その反面、同柄のシャツを着用しているファッション関係者を見かけることはほぼありません。何故ならカッコ良く着こなすことが難しいからです。
もともとチェック柄シャツは着こなしが難しいことに加え、バッファローチェック シャツはワークシャツとしての性格が強いアイテムです。これがブルゾンなどのアウターの場合は難易度が下がりますが、フランネルシャツとなるとそう簡単ではありません。
作業着由来の同柄のシャツは、ブルージーンズ+シャツの裾をイン+(革ベルト)+ブーツという上記のスタイルが基本となります。裾をインするのは作業時における安全上の理由で、裾の不要な巻き込みや引っ掛かりを防ぐためです。
このスタイルは現実的な作業着でもあり、北米の山間部などでも見かけることがあります(+カウボーイハットで完璧なスタイル)。そしてオシャレ着の範疇では無く、実用性を兼ねたカントリースタイルといった外観です。
またインナーを丸首Tシャツでは無く、ボタン付きのヘンリーネックシャツに変えると首元にアクセントが加わって多少オシャレに見えます。この基本スタイルであれば、ダウンベストやコットン素材のコートなどのアウターが合わせやすくなります。
その一方でカントリースタイルは、都市部の外出着としては町並みと合いません。趣味(あるいは北米の都市部)のファッションであれば問題はありませんが、近代的な日本の都市部においては多少なりともアイテムやスタイルの変更が必要です。
現時点において都市部のスタイルで有効なアイテムは、コーデュロイパンツであると思われます。ちなみにフランネルパンツも試してはみたのですが、上下のバランスがそこまで良くない印象でした。
このスタイルであってもシャツの裾はインをします。それは冬季に裾を出すと寒々しい外観になるのが理由です。その関係でベルトが重要なアイテムとなり、ウエスタンベルトなどの何らかの飾りがあると都会的に見えます。
アウターはライダースジャケットやウールコート、あるいは寒冷地であればダウンジャケットでも合わせることが可能です。統一感を出すのであれば、パンツの色をアウターと近い色にすると良いかもしれません。
私は当初よりRRLのオイルクロスジャケットと合わせるためにバッファローチェック柄シャツを購入しました。このジャケットはBarbourのブルゾンなどでも代用可能であり、国内でもほとんど見かけない都市部のスタイルとして使える感じです。
参考までにインナーのシャツをブルゾンの袖先からチラ見せするのは、RRLのスタイルブックでよく見かける着こなし方法です。場合によってはブルゾンの袖先を折り返しても問題はありません。
【関連記事】
WOOLRICHのロングスリーブオーセンティックフランネルシャツを購入しました
ココをClick→記事タイトルとURLをコピー
経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
© 2023 やさぐれスタイリスト
コメント
コメントを投稿
Spam comments will be removed