オイルドジャケットの色落ち・色移り【写真】

オイルドジャケットの色落ち
Barbourなどで使用されてるオイルドクロスは、表面に塗布されているオイルが他の衣類に移るといったお話を良く伺います。それでも透明のオイルであれば特に問題は無いとは考えておりましたが、前回購入したオイルドジャケットの場合は色がバッグに移ってしましました。

購入したオイルドジャケットはBarbourなどで採用されている素材を使用しており、布などに色移りする場合があるといった注意書きが添えられておりました。それをすっかり忘れてキャンバス地のトートバッグを肩がけして外出したところ、見事に色移りをいたしました(写真)。

オイルドジャケットの色落ち
もともとオフホワイトのキャンバス地には、ジャケットとの摩擦によってところどころ青(もしくは緑)の染料が付着しています。それは特に持ち手に近い部分で顕著であり、ジャケットとの密着度が高かったことが原因と思われます。

オイルドジャケットは元来、英国の漁業などの第一次産業の労働者向けとして製造されました。その生地の特徴は水仕事や雨天の作業でも水を通しにくいことにあります。また英国では雨天でも傘をあまり使用しないので、こういったジャケットが重宝されました。

それが日本国内で紹介され、一部の人々の間ではオシャレ着として人気となった経緯があります。とりわけ英国トラッド愛好家の方々は体型が薄い傾向があるので、スーツと合わせたボリューム感のあるスタイルが確立されております。

しかしながらオルドジャケットを都市部で着用するには、オイル(または色)移りが問題となります。例えば満員電車には他の乗客が気になって乗れませんし、電車の椅子に座ると埃が付着しますし、自動車のシートにもオイルや色が移る可能性があります。

それでも経年によってオイルが抜ければオイルや色は移らなくなりますが、そうなると生地の退色が進んで外観が悪化する場合があります。その際にはオイルを再塗布することも可能ですが、結局それらが煩雑なので国内ではオイル無しのモデルが好まれたりします。

とは言ってもオイルドジャケットは、他のジャケットには無い質感が特徴なので一概に否定はできません。色移りに関しても生デニムのブルージーンズと同程度なので、白いアイテムと合わせなければ特に問題とはなりません。

とりあえず私の場合は生地表面のオイルを拭き取りつつ、電車に乗る際には人混みを避けて立ったままで移動しようかと考えております。ちなみにバッグの色移りはウタマロ石鹸を使用し、その後洗濯機の通常洗濯で色移りが判別できないレベルには復活しました。

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