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40代メンズ向けのビジネスバッグはポスティーナのMサイズが良いかもしれない
ビジネス用メンズバッグというのは、なかなか選択が難しい面があります。外見は無論のこと、使い勝手の良さも重要になります。またビジネスシーンに対応させる必要もあるので、他人の目も気にしたりします。
私の場合、過去に皮革製のブリーフケースを持っていたことがあります。しかし入れる物が少ないので、持て余しておりました。クラッチバッグも試しましたが、持ちにくいことに加え、降雨時に傘を開いた際にバッグを地面に落とす危険性もありました。
またビジネスリュックは、ジャケットの両肩と背中部分が傷むことに加えて夏には背中が熱いので購入を考えたことはありません。ちなみに重いとお嘆きの男性のビジネスリュックの中身より、女性の片手持ちバッグの中身のほうが重かったりするのは良くあるお話です。
ビジネストートバッグも良いとは思いますが、元来女性向きのデザインであることが難点です。また横長のトートバッグは電車で膝の上に置くと、隣の乗客と干渉する場合があります。さらに長い持ち手によって持ち歩きが不安定なことは否めません。
近年はすべてのケースでは無いにしても、社内書類などの持ち出しが制限されるなどしてバッグの中身は減少傾向と思われます。そうなるとブリーフケースは容量が大きすぎるのですが、手ぶらというわけにもいかないので仕方なくお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
そういったなかで先日、ビジネス用途としてZanellato(ザネラート)のPostina(ポスティーナ)というモデルをセールで購入しました。ザネラートはイタリアのブランドで、ポスティーナは郵便配達員のバッグをモチーフとしたモデルとなります。
本来であれば黒色や茶色の皮革モデルがビジネス用途として適切であることは承知しておりますが、破格のセール価格ということと珍しい軽量キャンバス素材であることが理由で購入しました。参考までにMサイズで、価格は4万円弱でございました。
ポスティーナは10年ほど前にはメンズ雑誌に頻繁に取り上げられておりました。特にLサイズの大きな皮革製モデルを斜め掛けして背中側に回すようなスタイルを写真でよく見かけましたが、どう考えても中身はほとんど入っていない印象でした。
個人的には入れる物が無いバッグは無用の長物と考えており、そういった理由もあって興味の対象からは外れていました。しかしビジネスバッグの購入を検討するにあたり、カジュアルバッグではあってもその代替となるのではないかと思うようになりました。
それはまず手持ち・肩がけ・斜めがけの3つに対応していることが挙げられます。ストラップは取り外し可能ですが、付けたままバッグに入れても外からは見えません。また多くのモデルで使用されている皮革製ストラップは、キャンバス製より高級感があります。
例えばお弁当と折りたたみ傘程度の持ち物であれば、手持ちバッグとして使用可能です。さらにMサイズは14インチのタブレットも収容可能で、重量が増えたら肩がけや斜めがけにすると持ちやすくなります。
Mサイズの他にもSやLなどもありますが、日常的なビジネス用途としてはMサイズが丁度よい大きさであると思います。さらにレディースを含め多様なデザインも展開されていますが、定番となっているのは皮革製の単色モデルです。
底部にはリベットが打ち込まれているので、バッグを直接床に置くことができます。これは意外と重要な要素で、ポスティーナは配達用バッグとしてのデザインを継承しつつ実用性も兼ねています。
ポスティーナの持ち手(ハンドル)は頂点では無く、背面に取り付けられているのでフタ(カバー)を自由に開閉できます。この構造により、持ち手を持って立ったままでも中身の出し入れを容易に行うことができます。
上記のような特徴に他にも、ポスティーナは1泊程度のビジネス旅行やプライベートの旅行にも使える汎用性の高さを備えています。これはビジネスバッグの用途が、ほぼ仕事用に限られるのとは大きく違います。
ポスティーナは国内デビューから10年以上が経過して今更感はありますが、お手頃な価格の中古品も数多く見かけるのでご覧になられても良いかもしれません。そして現時点においてMサイズは12万円前後の価格で販売されています。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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