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レザー マウンテンブーツのメンズコーディネート
私は過去にはサイドゴア(チェルシー)ブーツやチャッカブーツも試しておりますが、最も合わせやすく履き心地が楽なのはマウンテンブーツという結論です。特に茶系のレザー マウンテンブーツはかなり適当なコーディネートにも対応する優秀なアイテムです。 ちなみにキレイめ系のファッションメディアはサイドゴア ブーツをオススメしているようですが、このブーツには脱ぎにくいという欠点があります。またパンツの丈が長い場合、ブーツの上半分が裾に隠れるので長靴のように見えてしまいます。 チャッカブーツもまた、アイレット(靴紐の穴)の数が少ないので足の固定が難しい場合があります。さらに靴紐が交差する回数も少なく、靴紐の結び目部分に負荷がかかって解けやすい傾向もあります(ベルルッティ結びなどで対応は可能)。 そういった経緯でマウンテンブーツにたどり着いたわけですが、すべてのマウンテンブーツが良いわけではありません。例えば実用的なものは服装に合わず、黒色も本気モードの外観なのでオシャレ靴に見えない場合もあります。 その点において茶系のレザー マウンテンブーツは程良い都会風味で、スーツやテーラードジャケットを除く多くのアイテムと合わせることが可能です。ただし、合わせるパンツは丈を短めにしてブーツを露出させたほうが外観が向上します。 初心者の方には上記より濃いめの茶色のほうが使いやすいと思います。靴底はビブラム ソールに類似するものが望ましく、逆にレッドウィングのような白系のソールはワーカー ブーツの外観に近くなります。 そして都会風のマウンテンブーツにおいては、靴紐が外観上の重要なアイテムになります。特に長い靴紐は結びが綺麗に見え、アイレットが多くなると細かくフィット感の調整をすることもできます。 ホワイト ジーンズと合わせると、容易にイタリア風味のウィンター スタイルが完成いたします。また冬季にホワイトパンツを履きこなす方であれば、レザー マウンテンブーツは一撃でスタイリングが向上するアイテムと言えます。 当然のことながらブルージーンズと合わせることも可能で、こちらのほうが一般的なコーディネートになります。ただし外観がワーカー スタイルに近くなるので、マウンテンブーツの特徴を活かせない場合もあります。 無理をしてまでスウエットパンツとは合わせる必要はありま...
サングラスの持ち歩きに便利なショルダー ポケット バッグ
近年購入したビッグサイズのサングラスは、通常のメガネケースでは収納することができません。またジャケットの胸ポケットに入れても、フレームがはみ出して落下の危険性もあるので収納ケースを探しておりました。 ちなみにカチューシャのようにサングラスを頭に乗せる方々もいらっしゃいますが、それをすると高確率でフレームの幅が広がってしまいます。加えて整髪料がレンズに付着して劣化するので、まったくオススメできません。 そういったなかで去年パスポートを持ち歩くために購入したショルダー ポケット バッグに入れてみたところ、大変具合がよろしかったのでございます。本来の用途はスマートフォンや財布などの収納ですが、サングラスにも十分対応可能です。 斜めがけのクロスボディー バッグの種類のなかでも、小さいものは「スモール ショルダー バッグ」や「サコッシュ」と呼ばれています。さらに容量が小さいものは海外ではショルダー ポケット バッグ(Shoulder Pocket Bag)と表記されています。 このようなスモール バッグは近年多くのブランドで展開されていますが、共通しているのは2点程度しか物が入らいないということです。加えて収納アイテム数が少なく軽量なので、ストラップもバッグのデザインに合わせた細めの皮革製でエレガンテです。 外側と違ってバッグの内側はサングラスが傷つく突起物なども無いので、安心して持ち運ぶことが可能です。ただし、サングラスを入れるとスマートフォンや財布を入れることはできません。 私は当初ストラップ付きのサングラス専用ケースの入手を考えていたのですが、用途がそれに限定されるので見送りました。その点においてこのようなショルダー ポケット バッグは本来の用途としても使用可能です。 ただし国内で日常的にサングラスを着用している男性は極少数であり、このようなことを便利だと思うのは私くらいであります。その意味においては女性のほうがこのようなバッグを上手に使いこなすことができると思います。 いずれにしてもショルダー ポケット バッグは、男性用アイテムとしての認知度は低いのが現状です。しかしながらサイズが小さくコートやジャケットの上から着用することも可能であり、旅行時においては高い防犯効果が期待できます。 【関連記事】 VALEXTRA(ヴァレク...
組み合わせるアイテムが少ないブラック(黒)×ブラウン(茶)のメンズ コーディネート
ブラックのアイテムは他の色と合わせにくい傾向があります。特にブラックパンツは、一般の方々が履くと学生パンツにしか見えません。ブラックのアウターもそこまでカッコ良く見えないので、ネイビーなどを選択したほうが無難です。 しかしながらライダースジャケットやタートルネック、あるいは革靴はブラックが定番となっています。とは言っても黒革靴を除き、他の色のアイテムと合わせにくいことには変わりありません。 ブラック アウターの代表アイテムと言えるライダース ジャケットは、パンツの合わせ方が難しい一面があります。ブルー ジーンズやホワイト ジーンズは問題無く合わせることが可能です。またエレガンテなスタイルであれば、グレーのフランネルパンツがオススメです。 しかしブラウン パンツを合わせるのは難しい印象です。ブラウンの濃度にも依存しますが、冬用の起毛パンツは無理をして合わせる必要は無いと思われます。それでもチノパンは合わせられますが、真冬には寒々しいのであまりオススメできません。 ちなみにちなみにダブルライダースジャケットは外見がイカついので、柔らかい皮革のシングルライダースを勧める風潮があります。しかし最もカッコ良く見えるのはダブルライダースなので、最初の1着はそれにしたほうが良いと思います。 ブラウンスーツはコーディネートが難しく、シンプルなデザインのシャツやネクタイを選択する必要があります。しかし黒タートルネックとダークブラウン スーツの組み合わせは例外的に、万人向けのカッコ良く見えるウィンター コーディネートになります。 そしてシャツとネクタイと合わせるよりは、ブラック タートルネックのほうがエレガンテに見えます。さらにこのスタイルは体型に依存しないので、一撃で外観が向上する可能性があります。ただし、コットンスーツはタートルネックと質感が合わないので不可となります。 いずれにしてもブラック&ブラウン パンツおよびインナーは合わせにくいこともあり、一般向けののアイテムとは言えません。それでもブラック タートルネックは安価で使いやすいので、色々とお試しになられてもよろしいかと存じます。
【趣味が服(ファッション)】の人はモテにくい
趣味と言われるものは、趣味以外の方々からは理解されにくいものでございます。それはファッションの世界も同じであります。そして男女を問わず服を趣味とされる方々はこだわりが強く、ある意味関わると面倒くさい一面があります。 世の方々のなかには、オシャレな人物は女性にモテるなどと思い込んでいる方々もいらっしゃいます。しかし現実的には服装は清潔な印象を与えれば十分であり、むしろ会話術に長けている方のほうが遥かにモテます。 例えば雑誌LEON(発行部数:31,500)が「モテる〇〇」と推奨するアイテムも、謳い文句ではあるもののそのように簡単にモテれば人生はイージーゲームでございます。また高価なアイテムに近寄ってくる女性は危険極まりありません。 その一方でファッション誌も他の雑誌と同様に、趣味の方々向けたものでございます。したがって趣味以外の方々がその記事に対して、「総額100万円とか誰が着るの?」などとクレームを付けるのは見当違いとなります。 ちなみにオシャレに着飾るセレクトショップの店員さんなどの服装も、オシャレ着と言うよりは仕事着です。店員さんの服装はコーディネートのサンプルでもあり、彼らは服が好きなので当然と言えば当然です。 そして趣味のメンズ ファッションとは、おおよそ次のようなものが代表的なジャンルとなります: ・アメリカン カジュアルスタイル ・ミリタリー スタイル ・ストリート スタイル ・アイビー&トラッド スタイル 上記のスタイルは基本的に女性とのデートには向きません。これらは男性側の視点ではカッコ良く見える場合もあるのですが、逆に女性側の視点では子供っぽく見えたりキメ過ぎに見られたりします。 さらに多くのオールド メディアは、男性らしさを強調したファッションがモテると勘違いをしております。しかしどちらかと言えば彼女たちは、一緒に歩きたい男性ファッションのほうがお好みなのでございます。 例えば奥様が貴方とお出かけをする際に「何であなたはカーゴパンツなの?」と仰るのは、「そんな作業用パンツの人と一緒に歩きたくない」という意味になります(趣味がファッションの男性は、こういったことが理解できません)。 結局のところ、着飾ってモテたとしても中身が無いとその後の進展は望めません。参考までに私の場合、趣味を聞かれたら「プールで日...
GUY ROVER × FORTELAのボア付きシャツを購入しました
先日アウトレットの店舗のセールで、何やら良さそうなアウター シャツを見かけたので購入いたしました(税込約28,000円:Sサイズ)。購入の決め手となったのは、内側のモコモコとしたボアでございます。 GUY ROVER(ギ ローバー)はシャツを中心に展開するイタリアのブランドです。そしてこのシャツは同じくイタリアのブランドであるFORTELA(フォルテーラ)とのコラボレーション商品となります。 またこのシャツはシーズンとしては新しいものの、通常の店舗にはあまり並ばなかった模様です。加えて取扱数が少ないとのことで、現時点においてこれと同じシャツはネット販売でもほとんど見かけません。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 ちなみにボア付きアウター類は使いやすいアイテムであります。都内であれば単体またはコートのインナーとしても着用することができます。さらにペラペラの薄いダウンジャケット類より見栄えが良い利点もあります。 特に厚手のダウンジャケットは飲食店では脱がないと中華系観光客のように見えますし、逆に脱ぐとかさばるのでそれを置く場所に困ります。その点においてボア付きアウターは脱ぐ必要が無いので結構便利です。 【40%OFF】【国内正規品】GUY ROVER×FORTELA ギローバー×フォルテラ Tartan check western Boa shirt Los Angeles-A タータンチェック ボアウエスタンシャツ posted with カエレバ Mr.Mojo Yahooショッピング Amazon 楽天市場 【関連記事】 FORTELA(フォルテーラ)のシアサッカーパンツを購入しました
メンズ ストール(マフラー)の複雑な巻き方は不要
いつの頃からかストール(マフラー)の複雑な巻き方がメディアで紹介されるようになりました。それはストールの大判化や素材の多様化によるところも大きく、10本以上ストールを所持している私も様々な巻き方を試してはみました。 しかし現在ではタートルネックの着用が増加した関係で、ストール自体を巻く機会が減少しています。何故ならわざわざストールを巻かなくても、タートルネックは首が暖かいからであります。 またストールを複雑に巻くとカッコ良く見えるかのように説明されていますが、男性用ストールは短いことが多いので首元が太く見えたりします。特に全長170cm以下のマフラーは複雑な巻き方には適していません。 ウールマフラーの場合、二つ折りにしてループに通す巻き方であるパリジャンノットがオススメです。最も一般的であるこの巻き方は容易でもあり、結んだあとに外観を調整する必要もありません。 またウール素材のマフラーを複雑に巻くと、摩擦で表面が毛羽立つなどのダメージが残ることがあります。したがって高価なウール素材のマフラーは、あまりキツく結ぶような巻き方は避けたほうが無難です。 複雑な巻き方をするのであれば、シルク素材の大判ストールが適しています。ネクタイでも使用されているシルク素材は滑りが良いので巻きやすく、また大きいサイズでもウール素材ほどかさ張りません。 それに加えてプリントされた色彩が豊かなものが多く、ネクタイ以上に首元を鮮やかに装飾することも可能です。しかしながらコーディネートの難易度が少々高く、これのみでカッコ良くなるアイテムでもありません。 以上のようなことを考慮した場合、マフラーやストールを巻かないで垂らすという手法もアリだと思います。この方法でも首や胸元は十分暖かく、コートの襟が直接肌に触れることも防ぐことができます。 ちなみにセーターはスウエットなどと同様に、冬でも薄着で首を露出させるスタイルが主流となっています。これを長袖シャツ上から着用すると、生真面目な昭和のオジサンに見えてしまうので注意が必要です。
眼鏡やサングラスがゴージャスに見えるチタン製鼻パッド
アイウエアは様々な部品で構成されており、なかでも近年はチタン製のものが増加しております。チタンは金属アレルギーを起こしにくく、形状記憶合金でも採用されるなどアイウエアとは親和性が高い金属であります。 したがって多くの金属製フレームにはチタンが使われていますが、鼻(ノーズ)パッドだけは例外といった印象です。その理由は汗によって滑りやすく、鼻パッドの跡が皮膚に残りやすいといった欠点が挙げられます。 利点としては劣化しにくいので、交換の必要がないと言われています。しかしそれに加え、チタン製鼻パッドは高級な印象を与えることは語られておりません。それは日本におけるアイウエアは掛け心地が非常に重要視されているからです。 長時間着用する眼鏡の場合はシリコン製パッドでも良いかもしれませんが、屋外で短時間着用するサングラスの場合は例外です。特にファッションアイテムとしてのサングラスは、外見が最も重要な要素となります。 その点においてチタン製パッドは圧倒的な存在感があります。それが理由でラグジュアリー サングラスの多くはチタン製パッドを採用しており、これを見れば外観で販売価格帯の推察もある程度可能です(概ね4万円以上)。 眼鏡の場合でもシリコン製パッドは掛け心地は良いものの、黄色に変色したりすると外観が非常に悪化します。したがって定期的に交換が必要ですが、ブランドによってはチタン製パッドに交換できる場合もあります。 加えてフレーム一体型鼻パッドを独立型鼻パッドに加工してもらえる場合もあります(多くは有料)。例えばまつ毛がレンズに接触したりフレームが頬骨に当たるケースでは、独立型にするとそれが解消されます。 参考までに上記のサングラスは、購入時のフレーム一体型を独立型に加工したものです(純正部品)。ただしこの加工を行うとテンプル(ツル)の長さが足りなくなる恐れもあり、フレームの形状によっては加工が難しいので注意が必要です。
スーツ用コートはラグラン袖のほうが着やすい

近年のメンズコートは、ヨーロッパに影響を受けた着丈が短めで細いシルエットが主流となっております。それらはコート単体で着用すると活動的な印象を与え、体型も細く見える特徴があります。 その一方でスーツやジャケットの上から着用した場合、肩周りが窮屈で全体的に着ぶくれした外観になりがちです。そしてそれは腕を通すアームホール(袖ぐり)部分の形状が小さい(狭い)ことに起因しています。 アームホールはコートに限らずスーツやテーラードジャケットでも小さめが主流です。これによって腕の動きの自由度が高くなり、腕を上げた際にも胴部分の生地が引っ張られずにシルエットを維持することができます。 しかしスーツやテーラードジャケットの上からコートを着用するとこれが欠点となり、腕を通しにくくコートの脱着が困難となる場合があります。それでもコートをワンサイズ上げれば解決することもありますが、そうなると単体着用時に外観が悪化します。 私もこの点が悩みのタネとなっており、特にウールコートはスーツやテーラードジャケット着用時には避けておりました。しかしそれはラグラン袖のコートで解決可能では無いかと思い、先日試しに購入してみました。 ラグラン袖は袖部分と首元が繋がるデザインの袖で、袖と肩部分が一体化しています。このデザインはクラシックスタイルのコートなどの一部で採用されており、アームホールが大きく作られています。 参考までに上記は先日、高円寺の古着屋さんで購入したバーバリーのラグラン袖のコートでございます。サイズなどの詳細は不明ですが1990年代に製造され、カシミア混の素材を使用しているとのことです。 このコートはアームホールが大きいので、ジャケットの上から着用する際に腕が通りやすく脱着が容易です(46相当のサイズ感)。その場合は多少袖が短い外観となりますが特に問題とはならず、また単体使用も可能です。 カジュアルコートでもラグラン袖はよく見られるデザインです。特にオーバーサイズコートは肩の落ち込みが無いため、無理をして大きいサイズを着用しているようには見えない利点があります。 一般的にラグラン袖のコートの多くは着丈も長めで、スーツスタイルには良く合うと思います。しかしながら肩幅が狭くなで肩の体型の場合、それが強調されてしまうので注意が必要です。
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