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メンズ ストール(マフラー)の複雑な巻き方は不要
いつの頃からかストール(マフラー)の複雑な巻き方がメディアで紹介されるようになりました。それはストールの大判化や素材の多様化によるところも大きく、10本以上ストールを所持している私も様々な巻き方を試してはみました。
しかし現在ではタートルネックの着用が増加した関係で、ストール自体を巻く機会が減少しています。何故ならわざわざストールを巻かなくても、タートルネックは首が暖かいからであります。
またストールを複雑に巻くとカッコ良く見えるかのように説明されていますが、男性用ストールは短いことが多いので首元が太く見えたりします。特に全長170cm以下のマフラーは複雑な巻き方には適していません。
ウールマフラーの場合、二つ折りにしてループに通す巻き方であるパリジャンノットがオススメです。最も一般的であるこの巻き方は容易でもあり、結んだあとに外観を調整する必要もありません。
またウール素材のマフラーを複雑に巻くと、摩擦で表面が毛羽立つなどのダメージが残ることがあります。したがって高価なウール素材のマフラーは、あまりキツく結ぶような巻き方は避けたほうが無難です。
複雑な巻き方をするのであれば、シルク素材の大判ストールが適しています。ネクタイでも使用されているシルク素材は滑りが良いので巻きやすく、また大きいサイズでもウール素材ほどかさ張りません。
それに加えてプリントされた色彩が豊かなものが多く、ネクタイ以上に首元を鮮やかに装飾することも可能です。しかしながらコーディネートの難易度が少々高く、これのみでカッコ良くなるアイテムでもありません。
以上のようなことを考慮した場合、マフラーやストールを巻かないで垂らすという手法もアリだと思います。この方法でも首や胸元は十分暖かく、コートの襟が直接肌に触れることも防ぐことができます。
ちなみにセーターはスウエットなどと同様に、冬でも薄着で首を露出させるスタイルが主流となっています。これを長袖シャツ上から着用すると、生真面目な昭和のオジサンに見えてしまうので注意が必要です。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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