メンズバッグはとにかく難しい
男性は女性と違って持ち運ぶアイテム数が少なく、バッグを持ち歩く習慣もありません。したがって女性バッグのように多様な進化を遂げたバッグ類は存在せず、ビジネスバッグやバックパック、またはトートバッグなどが主流となっています。
加えて女性のようにファッション アイテムとしてバッグを衣服に合わせるという概念すら存在しません。逆に男性がオシャレ目的で中身が入っていないバッグを持ち歩いたりすると、女性に嘲笑されることすらあります。
一般的な男性の持ち物は鍵・財布・スマホ・(ハンカチ)といった程度で、それらはパンツやジャケットのポケットですべて収納可能です。また女性より腕力がある男性は、他人の荷物を持ったり補助する機会があるので手ぶらのほうが都合が良かったりします。
とは言っても男性にとってポケットの数が減る夏季は、何らかのバッグがあると便利な場合があります。特に私はサングラスの収納ケースが必要なので、その意味においてショルダー ポケットバッグは小物類の持ち運びに有効なアイテムかもしれません。
サングラスの持ち歩きに便利なショルダー ポケット バッグ
近年男性がバッグを持ち歩くようになった要因のひとつとして、スマホをはじめとしたデジタル装置の持ち運びが増えたことが挙げられます。確かにタブレットPC・モバイル電源・イヤフォンなどの持ち歩きにはバッグを使用するほうが便利です。
さらに個人用ドリンクボトル・折り畳み傘・小銭入れ・メモ帳・文房具・エコバッグ……などの使用頻度が少ない荷物も増えていきます。そして最終的にはジム用の着替えまで常に持ち歩き、意識高い系と呼ばれるメンズが完成したりします。
男性用ビジネスバッグに関しては、男性がその存在感を強調できる唯一のファッションアイテムです。しかしながら実用性とカッコ良さを両立させたバッグは、あまり見かけません。加えてそれらのバッグはビジネス用途以外には使いみちがありません。
そして近年は社内セキュリティーが厳しくなった関係で、バッグに入れて社外に持ち出す書類なども減少傾向と思われます。また私物を会社のロッカーやデスクに放置できるのであれば、通勤でバッグを持ち歩く必要性が無いケースすらあります。
そういった理由でクラッチ(ドキュメント)バッグをお持ちになる方もいらっしゃると思います。しかしサイズやデザイン選びを誤ると「集金のオジサン」に見えてしまう危険性があるので注意が必要です。
クラッチバッグはオシャレアイテムとしての使用方法が多い印象ですが、実用性を兼ねるのであればストラップ(取っ手)が必要です。これによって偶発的な落下を防ぎ(特に雨天時)、指先の疲労も軽減することができます。
VALEXTRA(ヴァレクストラ)のドキュメントバッグを購入しました
男性用カジュアルバッグも持ち歩くものが少ないのであれば、トートバッグは大きすぎることに加えて女性的な外観も悩むところです。その一方で男性らしさを強調するのであれば、ヘルメットバッグが軽量でオススメです。
ヘルメットバッグはアメリカ空軍由来のバッグで、容量が大きく男性らしい外観のバッグです。それがイタリア人男性にも好まれているようで、イタリアンデザインとして生まれ変わった軍用バッグを時折見かけることがあります。
ちなみに招待状が必要なパーティーに出席する際は女性はクラッチバッグ、男性は何も持たないのが一般的です(仕事帰りの場合は除く)。それはそもそもパーティー会場は軽装が望ましく、パーティー用の男性バッグも存在しないことが理由です。
いずれにしてもメンズファッションにおいては、持ち物を極力少なくしたほうがエレガンテな外観となります。それでもバッグが必要とお考えであれば、ポケットが多いジャケットなども検討されるとよろしいかと存じます。
ココをClick→記事タイトルとURLをコピー
コメント
コメントを投稿
Spam comments will be removed