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ビジネス・カジュアルで使いやすいメンズ ライトコートの着こなし
春・秋に活躍するライト(ウエイト)コートは便利なアイテムですが、それほど国内では普及しておりません。それはカジュアルスタイルにおいて春・秋にコートを着用する習慣が無いという点と、ビジネスアイテムとしての印象が強いという点が影響していると思われます。
それは欧米においても同様で、ライトウエイト ジャケットと呼ばれるカテゴリーは存在しますがコートに関しては見かけません。そして国内でライトコートと呼ばれるものは、欧米においてはレインコートなどと大雑把に分類されている模様です。
ライトコートは私の体験において、ビジネスとカジュアルの両方のスタイルで着用可能な数少ないアイテムでございます。さらに防寒といった実用性も兼ねているので、日の寒暖差が大きい花見や紅葉のシーズンにも適しています。
ビジネスシーンにおけるライトコートは主に防寒目的ですが、特に強風時に体温が奪われることを避けられます。とりわけ都心ではビル風が強いので、風を通すウール素材のスーツ単体では寒く感じられる上に外観上も寒々しく見えます。
加えて脱いでもかさばらず、急な降雨などにも対応する汎用性が高いビジネスアイテムです。さらにナイロン製の安価なものでもそれなりの外観になります。色はネイビーまたはブラウン(ベージュ)のものが最も使いやすいと思います。
カジュアルスタイルにおいてはブルージーンズでも合わせられるので、ほとんどのスタイルに対応していると言えます。またコートは一般的に外側ポケットの容量が大きく、内側ポケットもあるので小物の収納にも便利です。
例えば日常の外出着でパーカーやスウエットシャツなどを着用される方の場合、ライトコートを羽織るだけで見栄えが向上いたします。ただしコートにスニーカーは合いにくいので、ローファーなどのカジュアルな革靴が必要となります。
コートとパンツの色を合わせる手法は、ファッション上級者向けとなります。この場合に難しいのはインナーの選択で、Gジャンや高級感がある単色シャツなどが候補として挙げられます(上記はレザーシャツ)。
ライトコートを含むコート類は寿命が長く、流行にも影響されにくいので購入価値があるアイテムです。特にライトコートは外観から価格がわかりにくく、お手頃な価格帯でもあるので試されてもよろしいかと存じます。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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