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茶色のビジネスシューズは使いにくい
私は様々なシューズを購入して試してはいるのですが、茶色の紐革靴は例外として持ってはおりません。それは一般的なスーツスタイルにおいては、黒革靴が最も使いやすく合わせやすいと考えているからです。
ファッション誌などではグレースーツに茶革靴を合わせるスタイルをよく見かけますが、実際にはそういったスタイルのビジネスマンは少数派です。その要因としては、スーツスタイルの茶革靴は足元が目立ちすぎるという点が挙げられます。
また一口に茶色と言っても濃淡が様々で、色が薄くなるほどスーツスタイルに合わせにくくなります。さらに革靴とベルトの色を合わせるという観点においても、それらの色味を同一にすることが難しい場合があります。
加えて茶色のビジネス用革靴には、色褪せや雨ジミの問題があります。これらは日常的にお手入れをしても避けられません。そしてよほど外観に優れた高価な茶革靴でも無い限り、皮革が安っぽく見えるという欠点もあります。
とは言っても都内の通勤電車では茶革靴をお履きの方々は必ずお見かけします。しかしながらそのような方々の半数以上は身だしなみにあまりご興味が無い様子で、色褪せや擦り切れが目立って安価な革靴であることが一目瞭然です。
それらの革靴は量販店などで購入されたものと推測され、特にキャメル色の場合は絶望的に足元が安く見えます。恐らくご本人もカッコ良いとは思っていないのでしょうが、なかには履き続けて型崩れしている方もいらっしゃいます。
その点においても黒革靴の色褪せや雨ジミは、外観からはほとんどわかりません。また履き続けてシワが寄っても、茶革靴のそれほど外観が悪化しません。さらにお手入れも容易であり、靴墨(クリーム)で外観はある程度復活します。
以上のような理由から茶色のビジネスシューズは不要であると考えております。逆にカジュアルスタイルにおいては、衣服の色数が増えるので黒色より茶色の革靴のほうが使いやすいと思います。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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