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テーラードジャケットと半袖シャツのコーディネートは袖を折り返す
夏になりますとテーラードジャケットの出番が減少いたします。これはジャケットを着用すると暑いという理由ですが、それはジャケットの下に長袖シャツを着ることが前提というスタイルにも原因があります。
その一方で半袖シャツとテーラードジャケットは、一般的には合わせないということになっております。その理由はジャケットの袖から長袖シャツの袖が見えないことや、腕の汗で袖の内側が不快に感じるということなどが挙げられます。
とは言ってもテーラードジャケットを着用した外観上は、長袖シャツでも半袖シャツでもほぼ同じであります。したがって私は半袖シャツでもテーラードジャケットを着用することがあります。
ただしその場合はテーラードジャケットの袖ボタンを外して袖を折り返し、カジュアルな印象を強調しています。またそうすることにより、袖先が開いて袖の全長が短くなるので腕の通気性が向上して腕が汗をかきにくくなります。
このスタイルのさらなる利点はジャケットを着用しても手首が完全に露出するので、腕時計を含むハンドアクセサリーが袖に隠れないことも挙げられます。これによって腕時計やブレスレットの存在感が引き立ちます。
しかしながらこれは、テーラードジャケットの袖が本開き(本切羽)の仕様になっている必要があります。逆に袖ボタンが外れない仕様のジャケットでこれをやると、袖先が大きく開かずに厚くなって暑苦しい外観になる場合があります。
その意味においてこの手法は、本切羽仕様のジャケットをお持ちの上級者向けになります。また袖先を大きく折り返して袖の裏地が見えるのは、あまりエレガンテとは言えないのでそのあたりの兼ね合いも考慮なければなりません。
いずれにしてもこのスタイルにおいて、腕の汗はそれほど気になりません。ジャケットの袖先からシャツが見えないという欠点も、ハンドアクセサリーで補うことが可能なので試す価値はあるサマーカジュアルスタイルと言えます。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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