投稿

2025の投稿を表示しています

スウエットパンツのメンズコーディネート

イメージ
パンツの中でもスウエットパンツはカジュアル色が強く、エレガンテに着こなすことが難しいアイテムでございます。それはそもそもスポーツ由来なので、動きやすさや履きやすさに重点が置かれていることが理由です。 それでもスポーツ ブランド以外で展開されているスウエットパンツのなかには、シルエットがキレイなものも多く存在します。それでもやはりスウエットパンツがお似合いになるのは、アスリート体型の皆様であります。 加えて40代以上のメンズの皆様の場合、女性とのデートには不向きと言えるパンツとなります。スポーツ目的のデートあれば別ですが、街歩きの場合はオシャレなレストランに入るには少々躊躇せざるを得ないパンツです。 参考までに最も一般的なコットン素材のグレーのスウエットパンツは、上記のようにデニムジャケット(Gジャン)と合わせるとコーディネートが昇華します。これはGジャンを持て余している方にはオススメの組み合わせです。 同じグレーのスウエットパンツでも、ウール(またはカシミア)などの起毛素材は高級感があります。これはもはやスウエットパンツの範疇では無く、価格帯も高めなので富裕層のリラクシングウエアといった外観になります。 ブラウンのスウエットパンツはコーディネートの試行錯誤をしているものの、難しい印象です。それはいわゆるキャメル色と呼ばれるブラウンは、アウターを含めてコーディネートが難しい色であることに由来しています。 特にこのパンツはシューズの選択が難しく、現時点においてはマウンテンブーツ(あるいはハイカットスニーカー)などが良さそうな感じです。とは言ってもそれらはあまり一般向けとは言えません。 、 ホワイトはもっとも合わせやすい色ではありますが、スウエットパンツ本来の用途としては汚れが目立ちやすい欠点があります。またホワイトにこだわるのであれば、ホワイト ジーンズのほうが使いやすいアイテムです。 とは言っても普段グレーのスウエットパンツをお使いの方であれば、ホワイトに変えるだけで劇的に印象が変化する可能性があります。その場合は裾のダブつきが少ないシルエットのパンツを選択すると良いと思います。 ちなみにスウエットパンツは、上級者の方々であればウールコートに合わせるとスポーティーなウィンタースタイルとなります。同じくタイツに近いシルエットのも...

VALEXTRA(ヴァレクストラ)のクラッチバッグを購入しました

イメージ
最近お仕事の関係でA4書類を持ち歩く機会が増えまして、それらをむき出しで持ち歩くのもエレガンテでは無いのでクラッチバッグを購入しました。以前にもクラッチバッグは購入したこともあったのですが、外観や使い勝手があまりよろしくありませんでした。 探していたクラッチバッグはA4サイズより大きく、ハンドストラップ付きで、外側は固めのレザーで、エレガンテなデザインのものでした。そして先日、 YOOX [VALEXTRA]「広告・PR」 において条件に合うバッグを購入しました(送料無料63,1200円) valextra(ヴァレクストラ)公式オンラインブティック Valextraはバッグを中心に展開するイタリアのブランドで、レザーのエッジ部分に施されたコスタ エッジと呼ばれる黒色の塗料が特徴です。参考までにほぼ同じデザインの現行モデルが、スモール ドキュメントケースという名称で販売されております(184,800円)。 このバッグは現行品とは異なる模様デザインであることから、特別なモデルであったのかもしれません。正確なサイズは34×25×2cmで、A4用紙(29.7×21cm)および13インチのタブレットが収容可能です。 またジッパー部分に取り付けられたハンドストラップにより、ジッパーの開閉が容易になっています。加えて角部分がラウンド処理されており、ジッパーを一気に大きく開くこともできるので書類の出し入れが便利です。 同ブランドのバッグは去年に続いて2個めとなりますが、イタリアらしい機能的なデザインが日本でも人気があります。皮革も高級感があって使い勝手も良く、ブランドの主張が強くないので服に合わせやすく気に入っております。 【関連記事】 VALEXTRA(ヴァレクストラ)のショルダーポケットバッグを購入しました

レザー マウンテンブーツのメンズコーディネート

イメージ
私は過去にはサイドゴア(チェルシー)ブーツやチャッカブーツも試しておりますが、最も合わせやすく履き心地が楽なのはマウンテンブーツという結論です。特に茶系のレザー マウンテンブーツはかなり適当なコーディネートにも対応する優秀なアイテムです。 ちなみにキレイめ系のファッションメディアはサイドゴア ブーツをオススメしているようですが、このブーツには脱ぎにくいという欠点があります。またパンツの丈が長い場合、ブーツの上半分が裾に隠れるので長靴のように見えてしまいます。 チャッカブーツもまた、アイレット(靴紐の穴)の数が少ないので足の固定が難しい場合があります。さらに靴紐が交差する回数も少なく、靴紐の結び目部分に負荷がかかって解けやすい傾向もあります(ベルルッティ結びなどで対応は可能)。 そういった経緯でマウンテンブーツにたどり着いたわけですが、すべてのマウンテンブーツが良いわけではありません。例えば実用的なものは服装に合わず、黒色も本気モードの外観なのでオシャレ靴に見えない場合もあります。 その点において茶系のレザー マウンテンブーツは程良い都会風味で、スーツやテーラードジャケットを除く多くのアイテムと合わせることが可能です。ただし、合わせるパンツは丈を短めにしてブーツを露出させたほうが外観が向上します。 初心者の方には上記より濃いめの茶色のほうが使いやすいと思います。靴底はビブラム ソールに類似するものが望ましく、逆にレッドウィングのような白系のソールはワーカー ブーツの外観に近くなります。 そして都会風のマウンテンブーツにおいては、靴紐が外観上の重要なアイテムになります。特に長い靴紐は結びが綺麗に見え、アイレットが多くなると細かくフィット感の調整をすることもできます。 ホワイト ジーンズと合わせると、容易にイタリア風味のウィンター スタイルが完成いたします。また冬季にホワイトパンツを履きこなす方であれば、レザー マウンテンブーツは一撃でスタイリングが向上するアイテムと言えます。 当然のことながらブルージーンズと合わせることも可能で、こちらのほうが一般的なコーディネートになります。ただし外観がワーカー スタイルに近くなるので、マウンテンブーツの特徴を活かせない場合もあります。 無理をしてまでスウエットパンツとは合わせる必要はありま...

サングラスの持ち歩きに便利なショルダー ポケット バッグ

イメージ
近年購入したビッグサイズのサングラスは、通常のメガネケースでは収納することができません。またジャケットの胸ポケットに入れても、フレームがはみ出して落下の危険性もあるので収納ケースを探しておりました。 ちなみにカチューシャのようにサングラスを頭に乗せる方々もいらっしゃいますが、それをすると高確率でフレームの幅が広がってしまいます。加えて整髪料がレンズに付着して劣化するので、まったくオススメできません。 そういったなかで去年パスポートを持ち歩くために購入したショルダー ポケット バッグに入れてみたところ、大変具合がよろしかったのでございます。本来の用途はスマートフォンや財布などの収納ですが、サングラスにも十分対応可能です。 斜めがけのクロスボディー バッグの種類のなかでも、小さいものは「スモール ショルダー バッグ」や「サコッシュ」と呼ばれています。さらに容量が小さいものは海外ではショルダー ポケット バッグ(Shoulder Pocket Bag)と表記されています。 このようなスモール バッグは近年多くのブランドで展開されていますが、共通しているのは2点程度しか物が入らいないということです。加えて収納アイテム数が少なく軽量なので、ストラップもバッグのデザインに合わせた細めの皮革製でエレガンテです。 外側と違ってバッグの内側はサングラスが傷つく突起物なども無いので、安心して持ち運ぶことが可能です。ただし、サングラスを入れるとスマートフォンや財布を入れることはできません。 私は当初ストラップ付きのサングラス専用ケースの入手を考えていたのですが、用途がそれに限定されるので見送りました。その点においてこのようなショルダー ポケット バッグは本来の用途としても使用可能です。 ただし国内で日常的にサングラスを着用している男性は極少数であり、このようなことを便利だと思うのは私くらいであります。その意味においては女性のほうがこのようなバッグを上手に使いこなすことができると思います。 いずれにしてもショルダー ポケット バッグは、男性用アイテムとしての認知度は低いのが現状です。しかしながらサイズが小さくコートやジャケットの上から着用することも可能であり、旅行時においては高い防犯効果が期待できます。 【関連記事】 VALEXTRA(ヴァレク...

組み合わせるアイテムが少ないブラック(黒)×ブラウン(茶)のメンズ コーディネート

イメージ
ブラックのアイテムは他の色と合わせにくい傾向があります。特にブラックパンツは、一般の方々が履くと学生パンツにしか見えません。ブラックのアウターもそこまでカッコ良く見えないので、ネイビーなどを選択したほうが無難です。 しかしながらライダースジャケットやタートルネック、あるいは革靴はブラックが定番となっています。とは言っても黒革靴を除き、他の色のアイテムと合わせにくいことには変わりありません。 ブラック アウターの代表アイテムと言えるライダース ジャケットは、パンツの合わせ方が難しい一面があります。ブルー ジーンズやホワイト ジーンズは問題無く合わせることが可能です。またエレガンテなスタイルであれば、グレーのフランネルパンツがオススメです。 しかしブラウン パンツを合わせるのは難しい印象です。ブラウンの濃度にも依存しますが、冬用の起毛パンツは無理をして合わせる必要は無いと思われます。それでもチノパンは合わせられますが、真冬には寒々しいのであまりオススメできません。 ちなみにちなみにダブルライダースジャケットは外見がイカついので、柔らかい皮革のシングルライダースを勧める風潮があります。しかし最もカッコ良く見えるのはダブルライダースなので、最初の1着はそれにしたほうが良いと思います。 ブラウンスーツはコーディネートが難しく、シンプルなデザインのシャツやネクタイを選択する必要があります。しかし黒タートルネックとダークブラウン スーツの組み合わせは例外的に、万人向けのカッコ良く見えるウィンター コーディネートになります。 そしてシャツとネクタイと合わせるよりは、ブラック タートルネックのほうがエレガンテに見えます。さらにこのスタイルは体型に依存しないので、一撃で外観が向上する可能性があります。ただし、コットンスーツはタートルネックと質感が合わないので不可となります。 いずれにしてもブラック&ブラウン パンツおよびインナーは合わせにくいこともあり、一般向けののアイテムとは言えません。それでもブラック タートルネックは安価で使いやすいので、色々とお試しになられてもよろしいかと存じます。

【趣味が服(ファッション)】の人はモテにくい

イメージ
趣味と言われるものは、趣味以外の方々からは理解されにくいものでございます。それはファッションの世界も同じであります。そして男女を問わず服を趣味とされる方々はこだわりが強く、ある意味関わると面倒くさい一面があります。 世の方々のなかには、オシャレな人物は女性にモテるなどと思い込んでいる方々もいらっしゃいます。しかし現実的には服装は清潔な印象を与えれば十分であり、むしろ会話術に長けている方のほうが遥かにモテます。 例えば雑誌LEON(発行部数:31,500)が「モテる〇〇」と推奨するアイテムも、謳い文句ではあるもののそのように簡単にモテれば人生はイージーゲームでございます。また高価なアイテムに近寄ってくる女性は危険極まりありません。 その一方でファッション誌も他の雑誌と同様に、趣味の方々向けたものでございます。したがって趣味以外の方々がその記事に対して、「総額100万円とか誰が着るの?」などとクレームを付けるのは見当違いとなります。 ちなみにオシャレに着飾るセレクトショップの店員さんなどの服装も、オシャレ着と言うよりは仕事着です。店員さんの服装はコーディネートのサンプルでもあり、彼らは服が好きなので当然と言えば当然です。 そして趣味のメンズ ファッションとは、おおよそ次のようなものが代表的なジャンルとなります: ・アメリカン カジュアルスタイル ・ミリタリー スタイル ・ストリート スタイル ・アイビー&トラッド スタイル 上記のスタイルは基本的に女性とのデートには向きません。これらは男性側の視点ではカッコ良く見える場合もあるのですが、逆に女性側の視点では子供っぽく見えたりキメ過ぎに見られたりします。 さらに多くのオールド メディアは、男性らしさを強調したファッションがモテると勘違いをしております。しかしどちらかと言えば彼女たちは、一緒に歩きたい男性ファッションのほうがお好みなのでございます。 例えば奥様が貴方とお出かけをする際に「何であなたはカーゴパンツなの?」と仰るのは、「そんな作業用パンツの人と一緒に歩きたくない」という意味になります(趣味がファッションの男性は、こういったことが理解できません)。 結局のところ、着飾ってモテたとしても中身が無いとその後の進展は望めません。参考までに私の場合、趣味を聞かれたら「プールで日...

GUY ROVER × FORTELAのボア付きシャツを購入しました

イメージ
先日アウトレットの店舗のセールで、何やら良さそうなアウター シャツを見かけたので購入いたしました(税込約28,000円:Sサイズ)。購入の決め手となったのは、内側のモコモコとしたボアでございます。 GUY ROVER(ギ ローバー)はシャツを中心に展開するイタリアのブランドです。そしてこのシャツは同じくイタリアのブランドであるFORTELA(フォルテーラ)とのコラボレーション商品となります。 またこのシャツはシーズンとしては新しいものの、通常の店舗にはあまり並ばなかった模様です。加えて取扱数が少ないとのことで、現時点においてこれと同じシャツはネット販売でもほとんど見かけません。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 ちなみにボア付きアウター類は使いやすいアイテムであります。都内であれば単体またはコートのインナーとしても着用することができます。さらにペラペラの薄いダウンジャケット類より見栄えが良い利点もあります。 特に厚手のダウンジャケットは飲食店では脱がないと中華系観光客のように見えますし、逆に脱ぐとかさばるのでそれを置く場所に困ります。その点においてボア付きアウターは脱ぐ必要が無いので結構便利です。 【40%OFF】【国内正規品】GUY ROVER×FORTELA ギローバー×フォルテラ Tartan check western Boa shirt Los Angeles-A タータンチェック ボアウエスタンシャツ posted with カエレバ Mr.Mojo Yahooショッピング Amazon 楽天市場 【関連記事】 FORTELA(フォルテーラ)のシアサッカーパンツを購入しました

メンズ ストール(マフラー)の複雑な巻き方は不要

イメージ
いつの頃からかストール(マフラー)の複雑な巻き方がメディアで紹介されるようになりました。それはストールの大判化や素材の多様化によるところも大きく、10本以上ストールを所持している私も様々な巻き方を試してはみました。 しかし現在ではタートルネックの着用が増加した関係で、ストール自体を巻く機会が減少しています。何故ならわざわざストールを巻かなくても、タートルネックは首が暖かいからであります。 またストールを複雑に巻くとカッコ良く見えるかのように説明されていますが、男性用ストールは短いことが多いので首元が太く見えたりします。特に全長170cm以下のマフラーは複雑な巻き方には適していません。 ウールマフラーの場合、二つ折りにしてループに通す巻き方であるパリジャンノットがオススメです。最も一般的であるこの巻き方は容易でもあり、結んだあとに外観を調整する必要もありません。 またウール素材のマフラーを複雑に巻くと、摩擦で表面が毛羽立つなどのダメージが残ることがあります。したがって高価なウール素材のマフラーは、あまりキツく結ぶような巻き方は避けたほうが無難です。 複雑な巻き方をするのであれば、シルク素材の大判ストールが適しています。ネクタイでも使用されているシルク素材は滑りが良いので巻きやすく、また大きいサイズでもウール素材ほどかさ張りません。 それに加えてプリントされた色彩が豊かなものが多く、ネクタイ以上に首元を鮮やかに装飾することも可能です。しかしながらコーディネートの難易度が少々高く、これのみでカッコ良くなるアイテムでもありません。 以上のようなことを考慮した場合、マフラーやストールを巻かないで垂らすという手法もアリだと思います。この方法でも首や胸元は十分暖かく、コートの襟が直接肌に触れることも防ぐことができます。 ちなみにセーターはスウエットなどと同様に、冬でも薄着で首を露出させるスタイルが主流となっています。これを長袖シャツ上から着用すると、生真面目な昭和のオジサンに見えてしまうので注意が必要です。

眼鏡やサングラスがゴージャスに見えるチタン製鼻パッド

イメージ
アイウエアは様々な部品で構成されており、なかでも近年はチタン製のものが増加しております。チタンは金属アレルギーを起こしにくく、形状記憶合金でも採用されるなどアイウエアとは親和性が高い金属であります。 したがって多くの金属製フレームにはチタンが使われていますが、鼻(ノーズ)パッドだけは例外といった印象です。その理由は汗によって滑りやすく、鼻パッドの跡が皮膚に残りやすいといった欠点が挙げられます。 利点としては劣化しにくいので、交換の必要がないと言われています。しかしそれに加え、チタン製鼻パッドは高級な印象を与えることは語られておりません。それは日本におけるアイウエアは掛け心地が非常に重要視されているからです。 長時間着用する眼鏡の場合はシリコン製パッドでも良いかもしれませんが、屋外で短時間着用するサングラスの場合は例外です。特にファッションアイテムとしてのサングラスは、外見が最も重要な要素となります。 その点においてチタン製パッドは圧倒的な存在感があります。それが理由でラグジュアリー サングラスの多くはチタン製パッドを採用しており、これを見れば外観で販売価格帯の推察もある程度可能です(概ね4万円以上)。 眼鏡の場合でもシリコン製パッドは掛け心地は良いものの、黄色に変色したりすると外観が非常に悪化します。したがって定期的に交換が必要ですが、ブランドによってはチタン製パッドに交換できる場合もあります。 加えてフレーム一体型鼻パッドを独立型鼻パッドに加工してもらえる場合もあります(多くは有料)。例えばまつ毛がレンズに接触したりフレームが頬骨に当たるケースでは、独立型にするとそれが解消されます。 参考までに上記のサングラスは、購入時のフレーム一体型を独立型に加工したものです(純正部品)。ただしこの加工を行うとテンプル(ツル)の長さが足りなくなる恐れもあり、フレームの形状によっては加工が難しいので注意が必要です。

スーツ用コートはラグラン袖のほうが着やすい

イメージ
近年のメンズコートは、ヨーロッパに影響を受けた着丈が短めで細いシルエットが主流となっております。それらはコート単体で着用すると活動的な印象を与え、体型も細く見える特徴があります。 その一方でスーツやジャケットの上から着用した場合、肩周りが窮屈で全体的に着ぶくれした外観になりがちです。そしてそれは腕を通すアームホール(袖ぐり)部分の形状が小さい(狭い)ことに起因しています。 アームホールはコートに限らずスーツやテーラードジャケットでも小さめが主流です。これによって腕の動きの自由度が高くなり、腕を上げた際にも胴部分の生地が引っ張られずにシルエットを維持することができます。 しかしスーツやテーラードジャケットの上からコートを着用するとこれが欠点となり、腕を通しにくくコートの脱着が困難となる場合があります。それでもコートをワンサイズ上げれば解決することもありますが、そうなると単体着用時に外観が悪化します。 私もこの点が悩みのタネとなっており、特にウールコートはスーツやテーラードジャケット着用時には避けておりました。しかしそれはラグラン袖のコートで解決可能では無いかと思い、先日試しに購入してみました。 ラグラン袖は袖部分と首元が繋がるデザインの袖で、袖と肩部分が一体化しています。このデザインはクラシックスタイルのコートなどの一部で採用されており、アームホールが大きく作られています。 参考までに上記は先日、高円寺の古着屋さんで購入したバーバリーのラグラン袖のコートでございます。サイズなどの詳細は不明ですが1990年代に製造され、カシミア混の素材を使用しているとのことです。 このコートはアームホールが大きいので、ジャケットの上から着用する際に腕が通りやすく脱着が容易です(46相当のサイズ感)。その場合は多少袖が短い外観となりますが特に問題とはならず、また単体使用も可能です。 カジュアルコートでもラグラン袖はよく見られるデザインです。特にオーバーサイズコートは肩の落ち込みが無いため、無理をして大きいサイズを着用しているようには見えない利点があります。 一般的にラグラン袖のコートの多くは着丈も長めで、スーツスタイルには良く合うと思います。しかしながら肩幅が狭くなで肩の体型の場合、それが強調されてしまうので注意が必要です。

THE GIGIのリネンパンツを購入しました

イメージ
しばらくホワイトのリネンパンツを探していたのですが、ようやく YOOX [THE GIGI]「広告・PR」 において購入いたしました(送料込12,500円)。 私の所持しているパンツのなかでもホワイトパンツは、通年で着用している関係で最も多い本数となっています。そしてこれまではホワイトジーンズの着用が多かったのですが、夏季向けにホワイトリネンパンツが必要となりました。 それはリネン素材のジャケットやシャツが増えてきた関係で、合わせるホワイトパンツも同じ素材のほうが合わせやすいと考えたからです。しかしイタリア製ホワイトリネンパンツはお手頃な価格のものは少ないので、ようやく購入できた感じです。 ホワイトパンツはスナップ写真で見る限りはどれも同じように見えますが、実際に見ると質感の違いは明白です。それは他のアイテムも同様で、色の組み合わせのみではコーディネートは完成しないのはこれが理由です。 このパンツはどちらかと言えばウエストが絞られたテーラードパンツ寄りのデザインとなっています。素材はリネン100%であり、ホワイトということもあってなかなかの存在感があります。 【関連記事】 THE GIGIのリネン テーラードジャケットを購入しました

40代メンズ向けのビジネスバッグはポスティーナのMサイズが良いかもしれない

イメージ
ビジネス用メンズバッグというのは、なかなか選択が難しい面があります。外見は無論のこと、使い勝手の良さも重要になります。またビジネスシーンに対応させる必要もあるので、他人の目も気にしたりします。 私の場合、過去に皮革製のブリーフケースを持っていたことがあります。しかし入れる物が少ないので、持て余しておりました。クラッチバッグも試しましたが、持ちにくいことに加え、降雨時に傘を開いた際にバッグを地面に落とす危険性もありました。 またビジネスリュックは、ジャケットの両肩と背中部分が傷むことに加えて夏には背中が熱いので購入を考えたことはありません。ちなみに重いとお嘆きの男性のビジネスリュックの中身より、女性の片手持ちバッグの中身のほうが重かったりするのは良くあるお話です。 ビジネストートバッグも良いとは思いますが、元来女性向きのデザインであることが難点です。また横長のトートバッグは電車で膝の上に置くと、隣の乗客と干渉する場合があります。さらに長い持ち手によって持ち歩きが不安定なことは否めません。 近年はすべてのケースでは無いにしても、社内書類などの持ち出しが制限されるなどしてバッグの中身は減少傾向と思われます。そうなるとブリーフケースは容量が大きすぎるのですが、手ぶらというわけにもいかないので仕方なくお持ちの方もいらっしゃるかと思います。 そういったなかで先日、ビジネス用途としてZanellato(ザネラート)のPostina(ポスティーナ)というモデルをセールで購入しました。ザネラートはイタリアのブランドで、ポスティーナは郵便配達員のバッグをモチーフとしたモデルとなります。 本来であれば黒色や茶色の皮革モデルがビジネス用途として適切であることは承知しておりますが、破格のセール価格ということと珍しい軽量キャンバス素材であることが理由で購入しました。参考までにMサイズで、価格は4万円弱でございました。 ポスティーナは10年ほど前にはメンズ雑誌に頻繁に取り上げられておりました。特にLサイズの大きな皮革製モデルを斜め掛けして背中側に回すようなスタイルを写真でよく見かけましたが、どう考えても中身はほとんど入っていない印象でした。 個人的には入れる物が無いバッグは無用の長物と考えており、そういった理由もあって興味の対象からは外れていました。しかしビジ...

女性用機械式腕時計の欠点は竜頭操作

イメージ
私はレディース腕時計は高級品であってもクオーツが良いと考えております。その理由は女性にとっての腕時計は服に合わせる単なるアクセサリーであり、男性特有の趣味やステータスとしての側面が低いからです。 さらに機械式腕時計はクオーツ式より不正確で止まるという宿命を抱えており、お出かけ時に止まった腕時計の時間を合わせるなどと面倒なことは女性は好みません。また機械式腕時計の厚みは服装に合わせにくい場合があります。 その一方でバブル時代を経験された女性に多く見られるのが、ROLEXのオイスター パーペチュアル(特に18金コンビ)でございます。当時はこの腕時計がステータスでもあり、その時代を過ごされた年代の方々には今でも人気があります。 そういったなかで先日、知り合いの女性が腕時計を新品で購入されました。お値段は100万円を大きく超えますが、日付無しのクオーツ式でございます。これを男性が聞くと「そんな高価な腕時計でクオーツ式はもったいない」となります。 しかし彼女は平然と「ネイルが割れる機械式とか日付とかあり得ない」と仰られました。確かに機械式腕時計では日常的な、竜頭を引き出す操作には爪を使います。しかしそれによって、せっかく綺麗にしたネイルが傷つくとのことです。 加えてクオーツであっても日付機能が搭載されていると、2ヶ月に一回は竜頭を引き出して操作が必要になります。仮にネイルを綺麗にした後で日付がズレていることを発見しても、竜頭を操作して日付を修正するとは思えません。 竜頭の操作は男性用でも意外と面倒で、爪を使わないプッシュ式に変更できないかと思うことがあります。結局のところネイルケアが一般的となった現代の女性にとって、竜頭操作は欠点以外の何者でもないようでございます。 【関連記事】 ROLEX(ロレックス)から卒業いたしました

F.LLI Giacomettiのマルモラーダ(FG105)を購入しました

イメージ
約10年前に購入したマウンテンブーツ(英:Hiking Boots)の劣化が進んできまして、表面のひび割れも目立つので新調しました。ブーツ自体は1年以上前から探していたのですが、なかなかお手頃な価格のものが見つかりませんでした。 そうこうしているうちにシューズ類の価格も上昇し、逆に時間をかけると高価格になって入手不可能になると考えて購入に踏み切りました。それも偶然店舗で発見した1点のみ残っていたセール品でした(税込121,660円)。 ちなみに10年前の定価は約13万円で、現時点では約17万円となっています。そしてヤフオクやメルカリなどでは、新品同様のものを10万円以下で購入することも可能です。しかしどうしても試着を希望したのでそれらは見送りました。 F.LLI Giacometti(フラテッリ ジャコメッティ)はイタリアのシューズブランドでございます。とは言ってもそのアイテムのほとんどは日本国内で販売されており、イタリアはおろかヨーロッパのショップでも見かけないブランドです。 今回購入したマルモラーダ(Marmolada)は同ブランドを代表するモデルです。このマウンテンブーツは種類が豊富で牛革の他に、象革・カバ革・オーストリッチ革なども過去には存在しました。さらに多数の色も展開されています。 街履きのファッショナブルなマウンテンブーツは、実用的なものより細身のシルエットが重要視されます。それはスラックスなどのドレスパンツや、ウールコートなどと合わせる必要性があるためです。 それと意外と重要なのが靴紐で、これによって外観の印象が大きく変化します。この点において、アメリカ製ブーツで多く使用されている黄色+茶色の靴紐などは高級感に欠けてしまいます(アメリカ製シューズは靴紐まで考慮されていない)。 そしてマウンテンブーツは他のシューズ類と違って革が厚めなのでサイズ選びが難しく、失敗すると痛みで履けなくなったりします。それも購入時は問題無くても、履きだしてしばらくしてから当たる箇所が出てきたります。 購入したのはEU40で、私の幅広甲高足の普段履きのサイズです(JP25cm)。最も重要視したのは小指の外側の当たり具合で、ここが常に当たると高確率で痛みが出ます。そしてこのブーツはこのサイズで幅に少し余裕があります。 一般的にブーツはサ...

ジップアップ セーターは使いやすいが人気が無い

イメージ
セーター類のなかでも前部ジッパー付き(首上部まで)のものは使いやすい印象です。その大きな理由は、頭からかぶるタイプ(プルオーバー)のセーターより脱着が容易なことが挙げられます。 プルオーバー タイプのセーターは脱着の際に髪型(女性の場合はお化粧も)が崩れるので、コーディネートの完成後にそれらを整える必要があります。したがって気が変わって他のセーターに着替えたりするのが煩雑です。 この点においてジップアップ セーターは優れており、インナーの変更でも頭髪の乱れなどを気にする必要がありません。次にジッパーの開閉度合いを変更することにより、体温調節が可能なことが挙げられます。 これは特にタートルネックの代替として、暖房の効いた屋内で威力を発揮いたします。屋外ではジッパーを上げてタートルネックのように使い、屋内では首元まで下げてVネックセーターのように使うことができます。 上記のような理由から、以前私も着潰すまで使っていたことがあります。しかしあまりカッコが良いものが無かったので、最近ようやく新たに購入した次第です。またセーター類の中では人気が無い部類にも入ります。 カッコの良さに関しては肉厚ウール素材でタイトフィットのデザインが良いのですが、一般的なものは薄い素材でシルエットが緩いのが現状です。またカッコの良さは体型にも依存するので、それも人気が無い理由です。 それであればトラックジャケットで良いのでは、とお考えの方もいらっしゃるかと思います。しかしトラックジャケットはスポーツ由来でカジュアル色が強く、フランネル素材のパンツなどと合わせることが困難です。 結局のところジップアップ セーターは一般向けとは言い難く、また一撃でカッコ良くなるアイテムでもありません。しかしタイトな感じでセーター類を着こなせる方であれば、試される価値は十分あると思います。 このアイテムの着こなしにおいては、肌着をヘンリーネックシャツとすると良い感じです。それはジッパーを首元まで下げた際に見えるシャツのボタンが、アクセントとなって肌着に見えにくいからです。 参考までにセーター類の袖が長すぎてダブつく場合(特にイタリア製)、先端のリブ部分を外側に折り返すとスッキリして見えます。加えて、こうすることによって腕時計などのハンドアクセサリ類を露出させることも可能になりま...

40代メンズ向けのエレガンテな サマー リゾートファッション

イメージ
一昨年のコロナ禍開けから海外旅行をされる方々も増加してきました。旅行の目的は様々ですが、オシャレに興味がある方は旅行先で華やかなファッションで着飾る良い機会でもあります。 逆にオシャレな服装がお好きな方こそ旅行先で着飾らないと損でございます。とは言っても国内でファッションを趣味とする男性の方々は、衣服以外の事柄にあまり興味が無いインドア志向の方が多かったりします。 夏季のリゾートファッションは冬季のそれと違ってアイテム数が少なく、エレガンテなスタイルに仕上げることが容易です。そしてエレガンテなファッションとは、ドレスコードが指定されたレストランにも入れるという定義となります。 まずはテーラードジャケットが必要です。これさえ着用すれば海外のレストランでは邪険な扱いを受けることはありません。そのセットとしてローファー(ドライビングシューズ)と革ベルトも同じく必要となります。 一般的にサマーリゾート ファッションの場合、コットン素材よりはリネン素材のアイテムのほうがエレガンテな外観になります。それが無理な場合でも、薄いコットン生地のジャケットやパンツのほうが良いと思います。 長袖シャツは単体であれば問題ありませんが、テーラードジャケットを着用すると暑く感じます。その点において半袖シャツはジャケット着用の際に長袖シャツと外観がほぼ同じであり、体感温度調節も楽なのでオススメです。 またリネンなどの夏向きの素材のテーラードジャケットは、風通しが良いので半袖シャツと合わせても腕が汗でベトつくこともありません。実際海外のサマーリゾート地では、半袖シャツ+ジャケットのスタイルを良く見かけます。 半袖シャツは裾がストレートカットのデザインであれば、単体およびテーラードジャケットの両方に対応可能です。上記のスタイルでも高級レストランも入店可能ですが、サンダルやスニーカーは避けたほうが無難です。 この他に年間を通してサングラスは必須で、それには太陽光線からの目の保護や視線を隠すことによる防犯効果もあります。しかし日本人には定着しておらず、海外で裸眼の小綺麗な東洋人=日本人といった印象です。 ちなみにサングラスはカッコを付けているとか怪しく見えるなどと仰る方々は、単にサングラスがお嫌いなだけであったりします。そういった方々は、人目をまったく気にする...
当ブログの内容の流用はご遠慮ください

© 2023 やさぐれスタイリスト

過去記事

もっと見る